zashii-1434

Stats of My Life(おいしい人生を味わうために、コツコツとチャレンジしたことを書くブログ)

思いを表現するということ

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昔から私は好奇心が強く、世の中の事象に対して「なんでだろう?」と

理由を知りたいと調べたり、考えることが多かったです。

 

そのため気がつけばたくさん本を読んだりするし、興味を持ったとこには
体験してみたくなる性分です。


以前の職場でアプリケーションを提案して作るエンジニアでした。


「誰が」「いつ」「どういう風に」「この機能にはどんなメリットが?」
「理想形は?」「どんな不満を解決するの?」

 

こういった指摘を先輩から何度も何度も受けながら、ずっとあーでもない、
こーでもないと悩むことが多かったです。

 

でも、振り返ってみるとそれはスゴイ楽しかった経験でした。
理由はアプリケーションという形で自分の思いを表現していたからだと思います。


今は仕事柄ソースコードを書くことはないのですが、他部署へ説明用のパワポ資料作成も、
メール文章1つにしても結局、考えることは一緒だなと最近は思うようになりました。

 

こうして自分が一時でも作る側になり、悩みながらも一生懸命やってきて
さらに良かったことがあります。

 

それは多少なりとも、アプリケーション以外でもなにかしら

作り手の思いを表現したものをより広く深く感じとれるようになってきたと

自覚することができたことです。

 

そうなるとより世界が広がって、より楽しくなってきました。

思いを表現にしたものを受け取るというのは、誰もがしている行為です。

 

ただ、人によってそれが広い・狭い、深い・浅いの差はあるかなと思っています。

私の場合、昔よりはましになったもののまだまだ「狭い・浅い」と思っています。


よく考えれば、私達は人の思いを様々な表現から受け取ってます。

例えば、
・おいしい料理店にいったときに感じる、
お店のレイアウトや、料理の盛り付け、味付けから感じる料理人の思い

・本を読んだ時に感じる、

文章の書き方、内容から感じる著者の思い

・映画を観たときに感じる、

役者の演技、音楽、映像から監督の作品にかける思い

プロスポーツの試合を観た時に感じる

ワンプレーワンプレーから選手の試合にかける意気込みや情熱

などなど...

もちろん、分野によってわかるものやわからないものはあるのかなと。

私の場合は絵画がダメです(笑)

 

5感に訴えかけるモノのほうが受け取りやすいかもしれません。


よく自己啓発本には芸術品は一流品を、お店は一流へ行って観察する
べき、と書かれている本はありますが、それは作り手の徹底的という表現を

越えたこだわりがあって、洗練されたいい「思い」を受け取れるのかなあと

私は考えています。

 

そういう経験をたくさんすると人間的に「豊か」になるのかなあと思います。