私は生粋のグーナーです。先日(5月20日)のサンダーランド戦は残念でしたね。サンチェスやエジルは疲れているように見えました。
ポゼッションは圧倒的でしたがオスピナのおかげで敗戦は免れた印象を受けました。負けに等しい引き分けって感じでしょうか。ベジェリンは攻撃はいいですが、守備は裏をよく取られて失点ものの場面がありました。メルデサッカーも裏を狙われやすいので右サイドはガブリエルとドュビッシーを試して欲しかったです。
今回はメスト・エジルについて私なりのプレー考察を書いてみたいと思います。
1.チームのバランスを考えながらプレーしている
試合をみてみると、エジルはかなり損な役を担っているなあというのが正直な感想です。と、いうのも今回もチャンスクリエイト数はチームTopなんですよね。
けど、FWが決めきれていない。ジルー、ウォルコットがもうちょっと覚醒してくれたら今季のエジルのアシスト数はもっと伸びてたかなあと思います。
きちんと試合を観ている人はわかると思いますが、エジルはGoalにもっとも効果的なプレーは何かを瞬時に判断して、味方が最善なプレーができるようなパスを出しています。エゴなプレーは皆無といってもいいぐらいです。
逆にシュート打たないと批判されるぐらいですが、チームを第一に考えたプレーをしているゆえの副作用でしょう。
2.アーセナルではエジルに多く役割が求められている。
レアルのときはモウリーニョのもと、カウンター戦術が多くエジルの役割は速攻時にフィニッシャー(ロナウドやベンゼマ)に正確にボールを渡すことでした。早い攻めでも、エジルの卓越したトラップやボールキープ、そして正確なパスで多くのアシストを量産しました。
一方、アーセナルMFはコクランを除いて、よくポジションチェンジをしながらパス&ムーブをします。ラムジーやサンチェスはシュートまで持っていこうとするタイプなので
必然的に前線にはるようになります。そうなると、カソルラとエジルでよくゲームの組み立てを行うのですがポゼッションサッカーをするアーセナルではエジルがよくコート中央まで下がって、DFからのパスを受け取っている光景をよく目にします。
けど、ファイナルサード(相手ゴールから30ヤード以内)でエジルからのパスも多いです。
運動量が多いとベンゲルが以前言っていたのは中盤まで下がって組み立てをする。そして前方でもファイナルサードでパスを供給する、といったプレーをしているからだと思います。
もしかしたら、エジルはスピーディーなカウンター戦術だと才能を存分に活かせるかもしれないですね。
3.とはいえエジルは天才
エジルのパス技術は卓越しています。どこに目がついているんだっていうぐらい視野が広いです。そして、ここしかないっていうところに正確にパスを出します。
難しいことをさらっとやっているから簡単なように見えるけど、試合中にあの場面でその難しいプレーが成功している。
たまにサンチェスもラムジーもオシャレなプレーをしますがエジルほど成功確率は高くないように思います。
ハル戦のこのヒールパス(5分20秒)は普通なプレイヤーでは絶対にできません。というか、こういうパスをしようとする発想そのものが独特なんですよね。
しかも利き足じゃない右でやっているところがすごいです。サンチェスが決めてくれたら最高でしたが^^
4.まとめ
エジルファンなので主観が入っていますが、エジルのファイナルサードでのパスセンスは世界でもTOPクラスなのは異論はないと思います。
FAカップ戦では素晴らしいアシストを観てみたいですね。
次は別のアーセナルプレイヤーについて書いてみようと思います。