私はこのシリーズが大好きです。
というのも、この本を読むことで普段ネットや新聞で自分が目にするニュースがいかに断片的かというのを知ることができると同時に、一段深い理解をすることができるからです。
なぜ、タリバンは出てきたのか。
なぜ、イスラム国は日本人まで標的にしたのか
なぜ、ロシアではルーブルが暴落したのか
なぜ、オバマ政権は最近支持率が衰えてきたのか
なぜ、世界レベルで貧富の差が広がっているのか
なぜ、フランスでテロは起きたのか
といった、たくさんの疑問に対して池上さんの考えが書かれています。
世界で起きた出来事を単なる「知る」だけなのか、それとも歴史的な因果関係からニュースを「知る」とでは、ニュースの受け止め方も異なってくると思います。
世界の出来事に興味ある人、整理したい人、一段深く理解したい人にはオススメの本です。
目次
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プロローグ 大転換期を迎えた世界
第1章 大国アメリカの野望と世界への責任
第2章 ヨーロッパ、衝突の現場から
第3章 イスラムの台頭
第4章 人類共通の問題に立ち向かえるのか
第5章 戦後70年を迎える東アジアの未来志向
第6章 突き進む安部政権が目指すもの
エピローグ 21世紀の世界の作り方
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