著者の人柄の良さが改めて認識できる素晴らしい本でした。
自分の芯はしっかりしている方なので、自分の時間を大切にすることや仲間内でべったりするような関係は遠慮している点から、自分と他者へのメリハリと、そのバランスがよく取れる人なんだなあと思いました。
主将にも選ばられるのも改めて納得がいきました。
サッカーファンとしてはヴォルスブルグ時代、いかに鬼監督と呼ばれているマガド監督の練習がきつかったのかが知れただけでも楽しかったです。
試合に負けたら、次の日の練習量がさらに増えるって・・・(笑)
本に書かれている一つ一つの習慣は、誰でもすぐ真似することができることが書かれています。
なので、全部とはいかなくても自分の日々の習慣にどれか一つでも著者の習慣でいいなと思うことを加えることができれば、この本の価値は十分にあるのではないでしょうか。
最後に、私は著者がTVで話をしていた次の言葉(正確ではないですが)が長谷部誠という男の根幹なのかなあと思いました。
「こんなに最悪などん底のチーム状態を自分は初めて経験している。だが、そんな苦境を経験することも自分にとってはきっと何か得られることがあるはずだ。そんなチームの中で自分に何ができるかを考えている。」
良本です。
長谷部プレー集をYouTubeで探したのですがあまりなく、バラエティの動画が多かったです(笑)。
本田や宇佐美みたいな派手さはないけど、敵のドリブル・パスをインターセプトしているところや、パスで中盤の舵取りをしている動画があってもいいのになあと思いました。