セッション観ました。あまりの感動に家族にもこれは凄い、いい映画だ!って
いろいろプレゼンしたのですが、なかなか伝えられず。。。
宣伝用の動画を見せたら、ようやく面白そうだねって回答をもらえました(笑)。
で、改めて私がこの映画の感想を情熱が冷めないうちに残しておきたく、以下に書きました。
<感想>
ジャズドラマーを演じるアンドリュー・ニーマンは指揮者フレッチャー演じるシモンズからパワハラ以上の暴力や暴言を浴びせられます。
段々と精神的にも肉体的にも追い詰められながらも、狂気と感じるぐらい必死に
もがきながらドラムを練習するニーマンの姿に心打たれました。
一見すると、巨人の星のジャズ音楽版か?と思うのですが、映画の終盤にはとんでもないことが起こります。
そして、ラスト9分19秒からの演奏はニーマンは自分の持てる全ての力を、自分の存在全てを賭けて演奏している姿に感動しました。
映画を観終わった後、なんか凄いピュアさを感じて清々しい気持ちになりました。
というのも、実は二人ともただただ素晴らしい音楽のために全てを捧げているから。
シモンズはそのために鬼になりニーマンは叱咤しつづけ、ニーマンは盲目的に、狂信的に練習をする。
現代ではあの指導はもちろん行き過ぎですが、自分の実力以上を引き出すためには、ときにはフレッチャーのような厳しい人から精神的に追い詰められるぐらい指導も必要かもしれない。でも、やっぱりやりすぎはダメですが。。。
「Good Jobという言葉が人をダメにする」
というフレッチャーの素晴らしい音楽家を育てようと思うがゆえのこのセリフがなんか印象的でした。
情熱と狂気の紙一重が絶妙なバランスで表現された素晴らしい映画です。
是非、一度観て下さい。