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Stats of My Life(おいしい人生を味わうために、コツコツとチャレンジしたことを書くブログ)

本感想<プロ弁護士の仕事術・論理術:2016年20冊目>

 

プロ弁護士の仕事術・論理術 (PHP文庫)

プロ弁護士の仕事術・論理術 (PHP文庫)

 

 

学生の頃から著者のファンで、著者の本をほぼ全部読んでいました。

著者の本の何がいいかといえば、

 

「人生を豊かにするためにはどういった生き方をしたらいいのか?」

をテーマに著者自身が日々の生活で実践して学んだことが仕事面から、私生活面からバランスよく書かれているからです。

 

そして、その内容は抽象的なノウハウではなく具体的ですぐ実践できるものになっています。

 

ただし、この本は去年に出版されたものの、書かれている内容は過去の著者の本と重複しているのがほとんどでした。

 

著者の本を何回も読んで育った自分としては、著者が伝えたい仕事術・論理術は主観ですがだいぶ血肉化でできているなーって思いました。

 

以下に興味がある方はオススメです。


1.「事実をつかむ力」をつける
 ・事実と意見の違いを理解しているか
 ・自分の先入観に合わない反対意見は受け入れず、小さくしか扱わない
 ・報道は「疑いながら」活用すること
 ・業績と人柄とは別であることを理解しているか?
 ・権威に弱く、事実を掴めていないのではないか?
 ・不利な情報を嫌えば勝利に嫌われる
2.「自分で考える習慣」をつける
 ・私達は本当に考えているのか
 ・考えないことを決めるのが考えること
  イチロー松井秀喜の考え方は以下のところが似ている
   ①状況が支配可能か否かを見極める
   ②支配可能な場合は、問題を解決するために最善を尽くす
   ③支配不能な場合は、あらためて気にしない
 ・教養は「人物保証」になり得ない
 ・考えるとは「具体策を考える」こと
  サッチャー首相が最も信頼した男「デービット・ヤング」。その理由は?
  →「他の大臣は私に問題しかもち込まなかったが、デービットは解決策を持ち込んだ」
 ・発想は3つ目からが面白い
  →少なくとも3つの解決策を考え出そうと固く決心したとき、受け身から能動へと転換する
 ・質問を繰り返す交渉術
3.「文章で訴える力」をつける
 ・書くことは考えること
 ・要約は本質をつかむ訓練
 ・人に読んでもらう書類には、3つのポイントがある
  ①相手にわかりやすい
  ②いいたいことが正確に伝わる
  ③最後まできちんと読んでもらえる
 ・一目瞭然化のテクニック
  ①結論を冒頭にもってくる
  ②短文を利用する(語数にして50-70字)
  ③大番号、少番号をふる
  ④ポイントを強調する
  ⑤図表、別紙などを使う
4.「客観的に見直す習慣」をつける
 ・「ろば」が「自分は駿馬」と思うとき
 ・「知らず知らず」に要注意
 ・共感能力と社会適応力は比例する
 ・戦略とは相手の戦略に手を打つこと
5.「他者を深く読む力」をつける
 ・すぐ「窮鼠」になるタイプに要注意
 優柔不断、利害打算、軽佻浮薄などなど。
 したがって、相手の本性をズバリ読むことが、弁護士にも、ビジネスマンにも大切になる。
 ・人を見て法を説く
 ・決定的な恨みを避ける法
 ・「どこがおかしい」と感じたとき
 →言葉や態度は、丁寧であること
 ・しぐさは言葉より雄弁に本心を語る
 ①非言語的動作
 ②もちもの
 ③話し方
 ・直感で判断するのは悪いことではない
 ・観察をやめたときに誤認が始まる(人の本性は隠れる)
 ・ツキのない人は遠ざけよ
 まわりの人のツキを奪ってしまうことが多い。ツキのない人には共通する特徴がある。
 それは心が対象に固着してしまい、変化にサッと対応できない
6.「賢い人生習慣」をつける
 ・「忙しい」と「貧しい」の相関関係
 ・限られた時間をどう賢く使うか
 →「過剰」をまず整理せよ
 ・「朝」が一日を賢くする
 ・仕事の交際はそもそも水臭い
 ・合理性から遠い人は幸福からも遠い
 ・気の持ち方を革命的に変える
 1969年の「未来研究」にサラリーマンの生活時間を分析してみた結果が以下
  三十年間を日に換算すると。約1万1千日になる。
  その中で最大を占めるのは睡眠時間で3500日
  次に大きいのが不機嫌な時間。1600日
  食事が700日
  人の噂をしているのが450日
  トイレに入っているのが120日
  夫婦喧嘩が60日
 問題は、不機嫌な時間が20%以上。人々の悩みは果てしないもの
 ・道を「開く」と「閉ざす」のたった一つの違い
 「積極的にものごを考えなさい。そうすれば道は開ける」
 ・笑顔のない人生に進歩はない
 ・多忙な人は思慮分別が足りないのではないか_
 ・人通りの多い道ほど人を迷わせる