プロジェクトマネージャーが成功する法則―プロジェクトを牽引できるリーダーの心得とスキル (実力派SE養成コース)
- 作者: 好川哲人
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2003/10
- メディア: 単行本
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プロジェクトマネジメント関係の本を読む人は大きく次の2タイプに
分かれると思います。
・現在進行しているプロジェクトを成功させるにはどうしたらいいか?
・過去プロジェクトの振り返りとして何が問題だったか?
本書は、1点目はもちろん2点目に対してプロジェクト失敗の原因が例示としてきちんと書かれているのはいいなと思いました。
以下はその一例です。
振り返りとして十分使えると思います。
PMBOKに関する本は何冊か読みましたが具体性に乏しく抽象度が高いため、
実践に活かしにくいと思うことがありました。
また、プロジェクトの実例がメインで書かれている本も小説を読んでいるような
感じで汎用性が低いものが多かったのですが、本書は両者のバランスが程よく
取れていると思います。
プロジェクトに携わる方にはオススメです。
<目次>
1章 プロジェクトマネジメントとは
1-1 なぜプロジェクトマネジメントなのか
1-2 プロジェクトとプロジェクトマネジメントの関係
1-3 開発マネジメントとプロジェクトマネジメント
1-4 プロジェクトマネージャーの仕事と役割
2章 プロジェクトのマネジメントプロセス
2-1 プロジェクトマネジメントプロセス
2-2 CPCCのマネジメントプロセス
2-3 プロジェクト組織の構成
3章 プロジェクトマネージャー論
3-1 プロジェクトマネージャーとは
3-2 マネージャーと管理者の違い
3-3 プロジェクトマネージャーに必要なスキル
3-4 プロジェクトマネージャー自己開発プロセス
3-5 プロジェクトマネージャーに必要なコンピテンシー
4章 プロジェクトマネージャーの戦略的思考
4-1 企画・計画の戦略
4-2 プロアクティブにリスクを考える
4-3 スコープ
4-4 費用対効果
4-5 仮設検証プロセス
4-6 プロジェクトのクオリティ
4-7 プロジェクトマネジメントの成熟度
4-8 プロジェクトマネジメントにおける顧客満足
4-9 チームビルディング
4-10 プロアクティブコミュニケーション
4-11 プロジェクトワークプレイス
5章
5-1 WBSとマイルストーンで作業を具体化する
5-2 WBSでスケジュールをつくる
5-3 PERT分析で所要期間を見積もる
5-4 クリティカルパスでプロジェクトの遅延を防ぐ
5-5 EVNSで進捗を管理する
5-6 リスクをマネジメントする
5-7 プロジェクト憲章でプロジェクトの目的を共有する
5-8 コストの見積もりと予算の配賦の方法
5-9 クリティカルチェーンで計画を管理する
6章
6-1 プロジェクトにおける問題解決とは
6-2 問題はプロジェクトの中で解決するか
6-3 MECEでモレなくダブリなくリスクを洗い出す
6-4 ロジックツリーで問題を分析する
6-5 システム思考で複雑な問題を解決する
6-6 トレンド分析でプロジェクトの状態を管理する
6-7 フィッシュボーンダイヤグラムで原因を分析する
7章
7-1 できるプロジェクトマネージャーに必要なコンピテンシー
7-2 コンピテンシーモデルを理解する
7-3 プロジェクトマネージャーのリーダーシップ
7-4 サーバントリーダーシップ
7-5 ファシリテーションとしてミーティングマネジメント
8章
8-1 プロジェクトにおける失敗の整理
8-2 コミュニケーション不足
8-3 プロジェクトマネージャーの選定
8-4 顧客から追加の要求が発生
8-5 プロジェクト目的があいまい
8-6 見積もりの感覚
8-7 あいまいな進捗報告
8-8 管理ミス