がんばりが過ぎて心身に支障を来している人、がんばっても報われない、と思っている人にオススメしたい本です。
本書のポイントは「自分に嘘ついて無理してがんばらない」ということ、と解釈しています。
でも、人はなぜそこまでしてまで頑張るのか?
それは頑張れば認められると思っているから。
言い換えると頑張らないと周りから評価されないと思い込んでいるから。
欠乏症になり頑張ることをやめられない。
結果、自分を大事にしさなすぎて心身を壊してしまう。
また、頑張ることは周りに次の弊害を生み出してしまいます。
「あなたががんばっているから、まわりの人が、がんばれない」
著者の心屋さんはそういった人たちにがんばらないコツを伝授しています。
<がんばらないコツ>
1.断る
2.サボる、怠ける、ちゃんとしない
3.人に迷惑をかける
4.助けさせてあげると思う
5.テキトーにやる
6.人に任せる
7.他力を発動させる
8.期待に答えない
9.ダメな自分を隠さない
10.マイルールを破る
11.いい人をやめる
12.思い切って働くのをやめる
13.計画をたてない
がんばらなくても大丈夫、むしろ頑張るからこそうまく行っていない。
そんな著者の訴えに響く人もたくさんいるのではないでしょうか?
改めて読んでみると、私も何かをするときについ計画を立ててしまいます。
段取りを組むという意味ではメリットはあるものの、著者曰く「計画は自分の限界を決めてしまう」デメリットもあるとのこと。
なるほど、と思いました。
目標計画はつい勝手に限界を決めてしまうことになるから、むしろ自分が無理だと自分が思うものこそ設定した方がいいかも、ですね。
自分が無理と思っているものを自己認知する方法は
「望みを口に出して言ってみたとき、恥ずかしい気持ちになった言葉ほど、
自分の成長をブロックしている重要な言葉」
だそうです。
是非、多くの人の本書を読んで欲しいです。オススメです。
<気になったフレーズ>
「プールに行って水着姿になるから、痩せる」
「プラダのバッグを買うから、プラダのバッグが似合うお金持ちになる」
「世の中には、魚を釣るのが大好きな人がいます。そういう人に任せてしまいましょう。」