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Stats of My Life(おいしい人生を味わうために、コツコツとチャレンジしたことを書くブログ)

「利益を最大にする最強の経営計画」読みました。(2018年34冊目)

 

利益を最大にする最強の経営計画

利益を最大にする最強の経営計画

 

 

今年読んだ経営に関する本の中でトップと感じるぐらい、よかったです。

 

何が良かったかというと経営計画の「重要さ」です。経営計画をトップ自らが書いて

いないとダメだっていうのは下記引用からもわかります。

 

・いくら利益を出したいのか(数字)
・いつまでに利益を出したいのか(期日)
・利益を出すために何をすればいいのか(方針)

 

たとえデタラメであっても数字と期日を紙に書くと、人はそれに向かって走り出す

 

 

本書でいう、経営計画書には大きく次の3点が書かれています。

 

①会社のルール(規則・規定/方針)など
②目指すべき明確な「数字」「スコアボード」(事業構想/経営目標/利益計画など)
③「ルール」と「数字」を明文化した「道具」

 

 

 

そして、経営計画書に、責任の所在を明確にしておくこと。私は下記のフレーズがとても好きだし、自分が働いている会社にも適用して欲しいと感じました。

 

クレームを発生させた社員に降格や減給などの処分を与える会社では、社員は自己保身に走ってクレームを隠します。
なので、クレームに関する方針を明記して、クレームを発生させた責任はすべて社長の小山昇にあると定義。
ただし、クレーム発生の報告を怠った社員については、その責任を追求する

 

 

自分が会社経営する際には利益計画も下記方法に倣って作ってみようと思います。

 

①経常利益を決める
⇒これだけ欲しいという金額をテキトーに決める。根拠や正当性はいらない
②営業外費用を計算
⇒借入金☓金利
営業外収益を計算する
⇒定期預金☓金利
④営業利益
⇒経常利益+営業外費用ー営業外収益
減価償却費を計算する
⇒有形固定資産☓15%
販売促進費を計算する
⇒会社の業績が悪いのは、売上不振が原因。販売不振で業績が悪いのであれば、
徹底して「お客様の数が増えるところ」にお金を使うことが大切
⑦経費を計算する
⇒経費はこの計算から算出された額しか使わないのが基本
攻めの経費と守りの経費の2つに分けて考える
攻め・・・新規事業、新規お客様開拓のための販売促進費
守り・・・既存事業のための人件費、役員報酬、経費
⑧人件費を計算する
⇒人件費=平均給与☓人数
⑨粗利益額を計算する
⇒商品の販売価格から仕入原価を差し引いた差額。
会社の実力を示すのは、売上ではなく粗利益額
人件費 / 労働分配率(%) / 100
仕入を計算する
仕入=売上 - 粗利益額
売上を計算する
⇒売上=粗利益額/粗利益率(%)☓100

 

 

 

最後に重要なことは

 

目標の数字は大きく掲げる

 

こと。 大きく掲げることで現実とのギャップを認識し、どう目標を達成するかを考えはじめるという言葉は刺さりました。

 

オススメです。