努力不要論――脳科学が解く! 「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本
- 作者: 中野信子
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2014/07/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書記載の明石家さんまさんの↓が全てかなと思います。
「好きだからやってるだけよ、で終わっといた方がええねん。これが報われるんだと思うと良くない。こんだけ努力してるのに何でってなると腹が立つやろ。人は見返りを求めるとろくなことないからね。」
私も一時期、たちの悪い努力症候群に陥っていました。
具体的には、自分がその仕事を好きか嫌いかもわからないまま、会社の「社員は成長し続けないとダメだ!」という言葉を真に受けて、長時間労働やプライベートを削って仕事に関する勉強など「無意味な努力」をしてました。
このころは、自分は周りに見返りを求めるような行動を取っていたように思います。
実際、見返りがなかったとわかると、自分の中で醜悪な感情が湧き上がっていた記憶があります。。。
何か悶々とした感情がある、無理している・疲れていると感じる、またこれをしたい!と思えるような感情が湧き上がってこない。。。
こういうときは本書でいう「無意味な努力」をしている可能性が高いと思います。
私がこの考え方おかしいぞ、直さないとヤバイかもとはっきり気付いて直せたのは次の2つのきっかけがあったからです。
①心屋さんの本
<参考ブログ>
②趣味のフットサルで本当に好きなことは何なのかを気付きました。
<参考ブログ>
仕事やプライベートも好きなことだけをしていこう!と意識を集中させてから、段々と両方とも実現できてきました。
そして段々と無理した努力がなくなりました。周りにほとんど見返りを求めることがなくなりました。
本書でいう「目的と戦略が一致していない努力」になって、自分自身が決めた目的がなかなか達成できていないときは若干ストレスがあります。
それでも、なるべく自分が心からしたい!というのに従って行動をしているので日々のストレスがほとんどなくなりました。
本書は是非、いろんな方に読んで欲しいなと思います。オススメです。
<メモ>
・2大無駄な努力
①努力していると自分では思っていても、単に努力していると思いこんでいるだけだった、つまり実際に努力をしているわけではなかった
②努力の方向性が間違えていた・努力は人間をスポイルする
・無理した努力は自己犠牲的な振る舞いを他者に強要したりする・やっかみは獲得可能性と親近性の差
自分にも手に入れられる可能性があるのに、手に入れられない。でも自分の近くにいるあいつは手に入れている。妬みの感情は一層大きくなる・努力に努力を重ねてのし上がってきた、という人は他人の才能を見抜いて潰しにかかる傾向が高い
・記憶力以外の部分、論理的な考え方をする力とか、学習しやすい環境を整える能力などは以外と後々まで伸びていく