「コンサルが去ったあとに残るのは大量の資料」
この一節は確かにコンサルあるあるですね。本書はいかにコンサルが×なのか、というよりは、それに対する改善策が書かれていて好感が持てました。
私もコンサルの方と一緒に仕事をしたことがありますが、彼らも彼らでジレンマを抱えて仕事をしていると感じることがあります。
・本当にこの施策はクライアントのためになっているのか?
・自分がもっと会社内部に入り込んで動けば、プロジェクトはもっと機能するのに・・・
こんな感情を抱いている人も多いと思います。
私がこの本を読んで、改めて大切にしようと思ったのは一緒に働く人との関係構築の重要性です。
・在庫管理システムを導入すれば、問題は解決しますとクライアント企業に断言しながら、肝心なのはサプライチェーンの部門間の信頼関係を構築すること
この一節は至言だと感じました。
何よりも大切なのは腹を割って話すことかもしれないですね。
<メモ>
・何よりいたたまれないのは、クライアント企業の従業員を資産として扱い、監視・評価・標準化・最適化すべきであると唱えてきたこと
・ビジネスは数値では管理できない
経営コンサルタントは毎年のように、ビジネスのあらゆる問題を解決するモデルや理論を開発している。それは毎年代わる代わるやっているダイエット手法と同じ