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Stats of My Life(おいしい人生を味わうために、コツコツとチャレンジしたことを書くブログ)

ローマ人の物語 悪名高き皇帝たち 19(著者:塩野七生 2022年66冊目)  #歴史 #塩野七生 時間:12分

 

カリグラ帝後に就任したクラウディウスが中心に書かれている本です。

 

話は彼の統治に関する話だけではなく、彼の妻メッサリナ・小アグリッピナの蛮行が書かれていて面白かったです。

 

人は権力を持つと、それをうまく使いこなせる人間とそうでない人間とに分類できるようです。

 

メッサリナ・小アグリッピナは夫の権力をうまく認知できず、自らの欲望を優先してしまった感があります。

 

とはいえ、クラディウスの行政手腕は現代では高く評価されているようです。

有名な演説はネット上よく引用されているため下記に記します。

 

クラウディウス帝の時代のローマは世界帝国としての体制を確立しつつあったが、元老院議員たちは本国生まれでないガリア人などに元老院議席を与えるのに反対していた。長年の政争・内乱で没落した名門貴族らは、元老院議員としての権威までもを失うのを拒んだからである。そこでクラウディウスは次のような演説を行って元老院議員を説得し、ガリア人の元老院入りを納得させた。

 

「予個人の先祖の中でも、その最も古いクラッススは(ローマ人ではなく)ザビーニ族の出身である。しかしローマ人は彼とその一族にローマ市民権を与えただけではなく、同時に彼に元老院議席を与え、ローマ貴族の列に加えた。この先人たちの例に励まされて予はこれと同じような方針を国家の行政面に応用すべきだと考える。それは出身地や出身部族を問わず、皆この首都に移植させ、(敗者として扱うべきではなく)優れた者であれば、政治の中央に関与させるということである。われわれは(カエサルなどの)ユリウス一門が3代目の王に征服されたアルバからの移住者であることを知っている。(大カトーや小カトーなどの)ポルキウス一門の出身地が(紀元前380年になってからローマ市民権を与えられた)エトルリアであることも周知の事実だ。このように優秀な人材であれば出身地や出身部族を問わず、イタリア全土から元老院に迎えられたのがわれわれの歴史なのである。


(中略)


元老院議員諸君、現在諸君がたいそう古いと思っているものは、かつてはみな新しかったのだ。例えば、国家の要職もローマの貴族に続いて、ローマの平民が、平民の後でラティニ族が、ラティニ族の次には、その他のイタリアの諸部族に門戸が開放されたのだ。議員諸君、今われわれが議論しているガリア人への門戸開放もいずれローマの伝統になるに違いない。そして今日われわれはこの問題を討議するうえで、いくつかの先例をあげたが、この問題もいずれは先例の一つとしてあげられるようになるだろう。」


1528年、フランスのリヨンで青銅版に刻まれたこの演説の原文が発見されたことで、従来は虚弱な暗君と思われてきたクラウディウスの評価は一変した。歴史家としての側面を強く感じさせる具体例に富んだ文面からは、クラウディウスの機知と教養がうかがわれる。この演説は「ローマが人類に残した最大の教訓」とまで言われ、後世の人権思想を押し広げる際に度々引用された。アメリカ第3代大統領のトマス・ジェファーソンはこの演説文を読んだ翌日に所有していた黒人奴隷を全て解放したという。


こうして、カエサルによって議席を与えられつつもアウグストゥスによって元老院から排斥されたガリア人らは完全にローマの一員となり、同化していった。これ以降、ローマは真の意味での世界帝国となっていく。

 

リーダーは演説がうまくないと難しいですね。勉強になります。

 

ja.wikipedia.org

知ってそうでしらなかった ほんとうの株のしくみ(著者:山口 揚平 2022年65冊目)  #株 #投資 時間:25分

 

趣味で投資をしているので、自分の中の投資基準を明確に持っておくため、本書を読んで勉強してみました。

 

株式投資とは、価値と価格の差を人よりも早く見抜くゲーム

 

と記載があり、私は適正価値を見抜くには下に記載ある定性評価と定量評価を総合的に判断して、投資する企業を決めるのがいいと思いました。

 

<定性評価>:企業ビジネス魅力度

 ・その企業は「なに」で稼いでいるか

 ・「なぜ」稼げているのか?

 ・今後、稼げるしくみに変化はあるのか?

 ・これから「いくら」稼げるのか?

 ・市場の魅力度は?

 

定性評価はあくまでも自分の考えに寄るところが大きいですが、これらの質問に対して明確にいい答えがある企業は有望かもしれません。

 

定量評価>:企業まるごとの価値 % 発行済み株式数 = 1株あたりの価値

企業まるごとの価値 = ① + ② -   ③

→市場にある1株あたりの価値と見比べて、適正かを判断する

 

①:事業価値を見積もる

 ・事業価値を出すには、事業がもたらす利益である営業利益をベースにする

 ・事業価値は営業利益の10倍とする

  →税金を引いて期待利回り6%で割るから

 

②:財産価値を見積もる

 1つは流動資産の中の財産部分、もう1つは固定資産の中の財産部分

 財産価値 = 流動資産 ー (流動負債  * 1.2) + 固定資産のうちの「投資その他の資産」

 

③:負債を引く

 

実際、この式で何社か企業まるごとの価値を算出してみましたが、株式市場に載っている時価と割と近しい数値が出ました。

 

<投資判断の注意点>

・過去の結果から将来の結果は生まれない

・株式市場が合理性ではなく感情で動いている

・株価は、中長期的に株主価値に収斂する

・良い投資先の条件は次の2つしかありません

 ①:価値と価格の差が大きいこと

 ②:価値と価格の差が解消されるまでの期間が短いこと

 

いろんな企業を分析してみると新たな発見があって面白いです。

投資に興味ある方はオススメです。

 

「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」プレイしました。I played "The Legend of Zelda: Breath of the Wild". #ヒカキン #ゼルダの伝説 #Zelda  #英語

7月頃にゼルダの伝説を買って子どもたちと一緒にプレイするのを楽しんでいます。

このソフトは本当に凄いです。

 

世界観・戦闘・収集・ミニゲーム等々、全てが綿密に作られています。

 

何よりも凄いと思ったのはオープンワールドの世界を楽しめるコンテンツが随所に散りばめられているところです。

 

鉱石・虫・薬草・宝箱、といった様々なアイテムが収集できたり、強敵がいたり、祠があったり。。。

 

オープンワールドを歩き回るだけで、毎回いろんな発見ができるようになっていてユーザーを飽きさせない仕組みができています。

 

Switch史上、No.1のソフトと言われるのも納得でした。

 

もちろん、武器がすぐ壊れたり(いろんな武器を試すことが強制されるので、”あえて”の仕様だと思っている。)、強すぎる敵がいたり、祠チャレンジにヒントがなさすぎて行き詰まってしまうストレスもあります。

 

けど、これはトレードオフの関係で、逆に強い敵が倒せたとき、祠の謎が解けたときの嬉しさの大きさに繋がります。

 

このバランスが絶妙だと個人的には思っています。

 

世の中には名作と呼ばれるゲームはたくさんありますが、Switchを買ったのであれば、ぜひプレイして欲しいと思ってブログに書いてみました。

 

もし、ゼルダがどんなゲームなんだろうと興味がある方はヒカキンさんの動画を観て欲しいです。

 

www.youtube.com

 

Around July, I bought The Legend of Zelda and enjoy playing it with my children.

This software is really amazing.

 

The world view, battles, collection, mini-games, etc. are all meticulously crafted.

 

What I thought was the most amazing thing is that the content that allows you to enjoy the world of the open world is scattered everywhere.

 

You can collect various items such as ores, insects, medicinal herbs, treasure chests, there are strong enemies, and there are shrines. . .

 

Just by walking around the open world, you can make various discoveries every time, and there is a mechanism that keeps the user from getting bored.

 

I was convinced that it was said to be the No. 1 software in the history of Switch.

 

Of course, weapons break down quickly (I'm forced to try various weapons, so I think it's a "dare" specification.), there are too strong enemies, and there are too many hints in the shrine challenge, so it's stressful. 

 

However, this is a trade-off relationship, and on the contrary, it will lead to greater joy when you defeat a strong enemy or solve the mystery of the shrine.

 

I personally think this balance is perfect.

 

There are many games that are called masterpieces in the world, but if you bought a Switch, I would like you to play it, so I wrote it on my blog.

 

If you are interested in what kind of game Zelda is, I would like you to watch Mr. Hikakin's video.

ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法(著者:松尾昭仁 2022年64冊目) #コンサルタント  時間:20分

 

 

 

現在、副業をしていて、それには満足はしているのですが、今後の計画を立てるためにも本書を読んでみました。

 

刺さったところは下記3点です。

 

コンサルタント業をすべし

 →コンテンツ商売なので在庫管理も不要。自分が専門的・高度な知識や経験を有している必要は必ずしもなし。現時点の知識・経験でもコンサルタント業は成り立つ

・法人化すべき

 →法人化しておくと社会的信用があるように?思われる

・価格帯の注意点

 →稼ぎたい年収から、稼働日を逆算して価格帯を決めるべき。安すぎる価格はNG

 

個人的には、自分が上記もとにコンサルタント業をしようとすると何がコンテンツとして商売できるか考えてみました。

 

・プログラミング(最近していないので初級レベル)

 └JS・Python

 └マイクラを使ったCodeConnectionでブロックプログラミング(子供向け)

・事業管理

 └予算編成・管理

・プロジェクトマネジメント

 └会計系

 └顧客管理

 └EC再構築

 └業務改善(or BPR)

・BtoCセールス(副業)

 

ざっと思いつく限り書いてみましたが、どれが1番ニーズがあるかな。

 

個人的にはプロジェクト(業務改善系)はニーズがあるように思います。

 

やりたいけど、どこから着手していいかわからない。あるいは、やりたいけど実行に移せない。

 

そういった問題・課題をクリアにして推進して欲しいっていう企業はたくさんいるんじゃないかなと考えています。

 

有名コンサルティング会社はその役割を担っていますが、高いフィーを払わないといけないです。

 

もうちょっと廉価で、かつ小回りも効いて動いてくれるコンサルタントはニーズがあると考えています。

 

戦争と外交の世界史(著者:出口治明 2022年63冊目)  #出口治明 時間:19分

 

 

 

以前にも本書は買って読んでいましたが、今一度読んでみました。

 

「戦争は始めるよりも、終わらせるほうが難しい。」

 

歴史を学びながら上記のような洞察を得ることができるので、本書はとてもためになります。

 

やはり、ヨーロッパを理解するには宗教理解が欠かせません。

 

フランス・ドイツ・イギリス・スペイン・ロシアといった様々な国が政治的・宗教的な思惑を持ちながら戦争を行い、そして条約を結ぶのはとても複雑に感じました。

 

外交的な手腕で言えば、19世紀まではヨーロッパは一枚も二枚もアジアより上手だったでしょう。

 

自国の利益が確約されるのであれば、違法でも法外な条約を結んでしまっても問題なし。という、感覚すら覚えるアヘン条約以降の中国に対するヨーロッパの条約を見れば明らかです。

 

世界情勢に詳しくなる一冊です。

 

<メモ>

・世界最古の国際平和条約が結ばれたカデシュの戦い

イタリア半島で奇跡的に平和な時代をつくった同盟、ローディの和

・戦争を回避して経済力で平和を実現させた同盟、澶淵の盟

・30年戦争とヴェストファーレン条約

・モンゴル軍とエジプト軍が手を結んだバイバルス・ペルケ同盟

・中国が初めて外国と結んだ条約、ネルチンスク条約

・ピョートル1世の強運がロシアを北の大国に押し上げたニスタット条約

・西洋が世界の覇権を東洋から奪取したアヘン戦争南京条約

第一次世界大戦後のヴェルサイユ条約と第二次大戦時の大西洋憲章

 

 

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I had bought and read this book before, but I read it again.

 

"It's harder to end a war than to start it."

 

This book is very informative as it allows us to gain such insights while studying history.

 

After all, an understanding of religion is essential to understanding Europe.

 

I felt that it was very complicated for various countries such as France, Germany, England, Spain, and Russia to go to war with political and religious motives, and to conclude a treaty.

 

In diplomatic terms, Europe would have been one or two better than Asia until the 19th century.

 

As long as the interests of your country are guaranteed, there is no problem even if you conclude an illegal or outrageous treaty. This is clear if you look at the European treaties against China after the Opium Treaty, which even makes sense.

 

This is a great book to learn more about world affairs.

 

<Memo>

The Battle of Kadesh, where the world's oldest international peace treaty was signed

・An alliance that miraculously created a peaceful era on the Italian peninsula, the harmony of Lodi

・An alliance that avoided war and realized peace with economic power, the Tobuchi Alliance

The Thirty Years' War and the Treaty of Westphalia

・The Baibars-Perche alliance between the Mongol and Egyptian armies

・Nerchinsk Treaty, the first treaty that China signed with a foreign country

・The Treaty of Nystad, in which Peter I's fortune boosted Russia to become a northern power

・The Opium War and the Treaty of Nanjing, in which the West seized world hegemony from the East

・The Treaty of Versailles after World War I and the Atlantic Charter during World War II

わが友マキアヴェッリ(著者:塩野七生 2022年62冊目)  #塩野七生 #マキアヴェッリ 時間:13分

 

 

マキアヴェッリが現代でいうと国家書記官として、職務を全うしていたときの話が書かれています。

 

マキアヴェッリは自分の仕事に誇りと充実感を持っていたんですね。

 

また、本書ではマキアヴェッリの名著である君主論のモデルとなった、チェーザレ・ボルジアのことが書かれているのも面白かったです。

 

マキアヴェッリチェーザレ・ボルジアの接点がとても興味深かったです。

 

次はチェーザレ・ボルジアに関する本も読んでみたいと思います。

 

偉人と言われると、普段の生活も一般人とはかけ離れているような錯覚を覚えますが、マキアヴェッリの世俗的な生き方を知ることができて、より一層彼に興味がわきました。

 

友人に愚痴を言ったり、たまに人に言えないような失敗をしてしまうことも何ら私達と違いはないです。

 

マキアヴェッリの日常生活を垣間見ることができたように感じさせてくれるのは、塩野七生さんの文章力によることが大きいです。

 

塩野七生さんの観察眼からは学ぶことが多いです。

 

当時の時代背景やマキアヴェッリの生活を知ることで、マキアヴェッリの理解が深まります。

 

【English】

The story is written when Machiavelli was fulfilling his duties as a state secretary in modern times.

 

Machiavelli was proud and fulfilled in his work.

 

I also found it interesting that this book describes Cesare Borgia, who was the model for Machiavelli's masterpiece The Prince.

 

The point of contact between Machiavelli and Cesare Borgia was very interesting.

 

Next time I would like to read a book about Cesare Borgia.

 

When I hear him called a great man, I get the illusion that his everyday life is far from ordinary people, but when I learned about Machiavelli's secular way of life, I became even more interested in him.


Complaining to his friends and sometimes making mistakes that you can't tell anyone about are no different from us.


Nanao Shiono's writing ability makes me feel like I was able to catch a glimpse of Machiavelli's daily life.


I learn a lot from Nanao Shiono's observational eyes.


By learning about the historical background and life of Machiavelli at that time, you will deepen your understanding of Machiavelli.

 

やめた・捨てたこと一覧_Ver1.0

最近は何事も新しいことを始める前にやめた、あるいは捨てることを重視している。

そうしないと、自分の場合はキャパオーバーになって頓挫する可能性が高いので。

 

なので、ここ最近やめた、捨てたことをざっと書いてみることにしました。

 

<やめた、捨てたこと一覧>

 

・ゴルフ 

理由:運動という観点だと個人フットサルで十分なため。お誘いを頂いてもお断りするようにしている。

 

・アルコール

理由:もともとアルコールに弱いという体質もあって、翌日のパフォーマンスに悪影響を及ぼすため。

 

ただし、冠婚葬祭の場合はグラス1杯ぐらいであれば大丈夫そうなので、頂くようにしている。

 

・サッカー動画観戦

理由:夜中に観戦すると、自身パフォーマンスに悪影響を及ぼすため。

 

自分が応援しているアーセナルのビッグマッチ以外は、ダイジェスト版を観るのに留めるようにしている。

 

・服装のこだわり

理由:外見を気にする機会が減ったため。

 

服を買う場合、私服は上は白。下は黒。ジャケットも黒。靴下も黒に統一している。こうすることで服を選択するのに迷うことがないようにしている。

 

着ないと思った服は掃除するときにじゃんじゃん捨てるようにしています。

 

・夜ふかし

理由:朝型のため、夜ふかしするとパフォーマンスに悪影響を及ぼすため。

 

平日・祝日ともに21時30分ぐらいには布団に入るようにしています。

 

・TV鑑賞

理由:面白い番組がないため。

 

ただ、YoutubeAmazon Primeを観てしまっているので、観る場合には基準があってもいいかもしれない。

 

・家具のこだわり

理由:妻と好みの見解の違いがあって議論することがなくなるため。妻が家庭を仕切っているため、妻に任せるのがいいと判断しています。

 

ただ、自分の仕事部屋のみはこだわるようにしています。

 

・美食巡り

理由:どうしてもこれ食べたい!という欲求が減ってきたため。

 

パフォーマンスを最大化してくれるような食事は少食に限るように感じています。

 

・資格勉強

理由:今の自分は資格を取ることよりも、仕事の成果を上げることが重要と考えているため。

 

資格勉強をするとすれば候補が1、2個あるのですが、かなりのエネルギーを使うため計画をしっかりと立てて取り組むことが必要です。

 

最近は資格を取ったら、どんないいことがあるのか?資格は目的のための手段であるはずなので、そこをしっかり考えてから取り組むよう注意したいと思います。

 

以上、やめた・捨てたこと一覧です。

 

その分やってみたい・増やしたいことはたくさんあります。

 

・家族と過ごす時間

・仕事で必要な技術の習得

・あるテーマをもとに考えたことをブログ or YouTubeに発信

・読書(特に歴史)

・その他(新たにやってみたいことが5つほど)

 

ぐらいでしょうか。

 

何かを始める前に、まずは詰め込み過ぎているものをやめる・捨てることで余力を残さないといけないですよね。