本の冒頭では、ナポレオン皇帝の言葉を引用されて
「宗教を持たずして人生を生きることは、羅針盤を持たず航海にでるようなものである」
と、宗教の意義を説明されています。といっても押し付けがましいものではなく、著者が考える宗教の意義とは、
「人には心があり、心には迷うことが人生において必ずある。そんなときに
迷える心を正しい方向に導き、苦しい人生であっても安らぎを与えるのが宗教の役割」
と述べています。
本著では誰しもが一度も悩むであろう問題について、松山さんなりの言葉で丁寧に、だけどどこか本質を突いているような答えが書かれています。
私もこの本を読んで、改めて考えさせられることが多くありとても勉強になりました。
きっと読まれる方も「なるほど」と新しい視点が持つことができると思います。
ちなみに松山さんがいる妙心寺には、日本人だけではなく、ユダヤ教の人やヨーロッパーを代表する会社のCEOといった様々な人が訪れているそうです。
なので、英語版のサイトも作ってあります。
京都に行く時には是非、一度訪れてみたいと思います。