- 作者: ソニア・リュボミアスキー,渡辺誠,金井真弓
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2012/02/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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評価が高かったので、この本を読んでみましたが大当たりでした。
読みながら無意識的にしていた自分の言動を振り返ってみてみると、実は本に書かれている幸福になるための行動をいくつかしていることがわかりました。嬉しかったです。
この本の大きなポイントとしては、
人にはそれぞれには幸福値があり、それを決定するものとして
10%が環境、40%は自分の意図した行動、残り50%は遺伝によるという点です。
遺伝によるものが幸福度数の50%も占めるというのはビックリでしたが、生き別れた双子の話を読むとなるほど、と思いました。
本著はこの自分の意図した行動で40%も幸福値を変えることができるところに着目して、どういう行動をしたらいいのかが書かれています。
科学的な実証も踏まえ、論理的に説明されているので読んで納得するところが多かったです。
幸福になる12の行動
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1.感謝の気持ちを示す
2.楽観的になる
3.考えすぎない・他人と比較しない
4.親切にする
5.人間関係を育てる
6.ストレスや悩みへの対抗策を練る
7.人を許す
8.熱中できる活動を増やす
9.人生の喜びを深く味わう
10.目標達成に全力を尽くす
11.内面的なものを大切にする
12.身体を大切にする
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1.では私が尊敬する人が感謝日記というのを毎日書いています。
本人は意識していないかもですが、これには幸福度を高める効果があったんですね。
4.も定期的に親切な行動(1週間に3回は人に親切な行動を自発的に行う)を取り、それを記録しておくといいようです。
日本人の幸福度は低いというニュースを目にしたことがあるので、自分にとって幸福とは何か?そして何をすることが幸福につながるのか?という幸福学みたいなことが小さい頃から学ぶ機会があってもいいのかなと思いました。
私もこの本を読んでいいなと思うところはさっそく行動に移してみます。
是非、一読されることをお勧めします。
<メモ>:個人的に刺さった言葉
・幸福とは、目標を追い求めることから生まれるのであって、必ずしも目標の達成から生まれるものではない
・最高の自分像を書き出すことに全力を傾けることで、自分を変える力は自分自身のなかにあると気づき、価値ある目標に向かって進めるようになる
・自らが受けた恵みを定期的に数えた参加者は、より幸福になったという重要な結果が出た