- 作者: 谷原誠
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/07/10
- メディア: 新書
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普段何気なくしている質問も、どんな風に行うかによって結果が全然異なることを改めて確認できました。
そもそも質問には相手に「思考」と「答え」を強制させる機能があるとのこと。
よく「なぜ?」という質問を矢継ぎ早に相手にしてくる人がいますが、「なぜ?」は相手に論理性を求める分、相手に頭を使わて苦痛と思わせてしまうことがあるので、使うときには注意が必要ですね。
この本を読んで思ったのは、人間理解が欠かせないということ。
人にはまず自尊心というベースがあって、そこから感情を動かし、そのあとに理性で考えるという特徴があるとのことなので、相手がどういう人かを理解していないと単純な論理的な質問だけでは相手は動いてくれないですよね(当たり前ですが)。
また、無意識にしている人もいますが議論に負けない質問の仕方あるそうで、具体的には質問し続けて、矛盾点を追求すること。
そうすると、相手が何も言えない状態、もしくは負けを認める、という手法も
書かれていました。
そういった意味では質問する方が話の主導権を握れるんですね。
「質問」はあくまでも良い使い方をしたいと思います。
<メモ>
❑質問力を磨くと次の6つの効果を得ることができる。
1.思いのままに情報を得る
2.人に好かれる
3.人をその気にさせる
・「仮に」を用いて質問の主導権を握る
・反論にはポジティブに応酬する
・みんなやっているよのパワー
4.人を育てる
5.議論に強くなる
6.自分をコントロールする
❑ダメな質問7つのパターン
1.ネガティブクエッション
2.ノー・アンサー・クエッション
3.相手の答えを即座に否定する
4.1人質問・質問の連打
5.誤導質問
6.相手の脳に負担をかける質問
7.刑事の尋問