去年、出口さんの本に出会うことができたのは幸運でした。
今年1冊目の読書感想はこの本からスタートしよう思います。
大局観とは
「東西南北のどの方向に行けば、その組織は生き残れるのかがわかる能力」
と定義しています。
そのためには、たくさんのインプット、アウトプットを作る必要があること。
インプットにも縦と横の観点を持って幅広く、そして深く学ぶ必要があること。
何歳になっても続けるべき習慣だと思います。
また、出口さんは多くを学ぶなかで揺るがない「人間の本質」というもの造詣が深く
勉強になります。以下、引用です。
①人間は動物である
②人間はそれほど賢くない
③人生はイエス・ノーゲーム
④すべてのものはトレードオフ
⑤大勢の人を長い間だますことはできない
出口さんはまさに知の巨人です。巨人の肩に乗ることができれば遠くを見ることができます。
従って、出口さんの本をたくさん読んでみようと思います。
<メモ>
会社の生み出す商品・サービスには、そこで働く人の姿が如実に映し出されます。
人は楽しんでのびのびと働いているときがいちばんよいものを生み出せるし、効率も上がります。ノルマでしめつけたり、インセンティブでやる気を引き出したりする方法は一時的には効果を発揮しても、長続きはしません。----
最後の勝負を決めるのは人と組織風土です。朝会社に行くのが楽しいとスタッフがニコニコ出社してくる
→この文章は私が会社厳しい環境の方ががいいのか、それとも楽しい会社がいいのかと考えていたときの、応えをもらったような気がします。
厳しさのなかに楽しさがある会社が強いかなと思っています。
つまり、択一関係ではなく、包含関係とイメージしています。
・人はみんな、異なる考えをもつ、という大前提があってコミュニケーションが大事なのだという考え
一部、日本人は考えを同調させようとする傾向があるのですが、
この考えはとても大切にしたいと改めて思いました。
・メンバーの角を削るようなマネジメントは嫌い
→ 人には長所と短所があります。長所と短所もトレードオフの関係で
短所をなくそうとすれば長所もなくなります。
①やりたいことをもっていること
②旅の仲間を集められること
③旅の目的地までチームをまとめ、引っ張っていくこと
→リーダーとなる人の3箇条です。シンプルでわかりやすいです。
・マニュフェスト
→ライフネット生命とはどういう会社で、なぜこういう商品を開発し販売しているのか?というのをわかりやすく書いたもの。高額な商品なので、買う人にもわかってもらいたい
→マニュフェストの重要性を再認識しました。個人の活動にもマニュフェストを
掲げていると、他メンバーへの周知にもいい効果が発揮されるような感じがしました。