最近マネジメントを身を持って勉強しているので(≒悩んでいるので)、本書を読んでみました。
マネジメントとは「組織の利益を大きくできる人」
⇒純粋に個人の成績のみを比較した場合、実務能力で100点の人よりも、
たとえ実務能力が70点だったとしても組織への貢献度が高い人のほうが
評価されやすいです。
なるほどなあ、と思いました。
失敗を自分の責任ととらえない人は、自分が改善すべき問題点に
ずっとたどりつけません。
これは至言ですね。成長しない人の傾向に↑の人が多い印象があります。
文句を言われないことを基準に仕事をしていると、どうしても経験の幅が狭くなるからです。
仕事ができる人は 、新しいことにチャレンジしてそれによる周りからの指摘も
受け止めて前に進めている人だと思います。
逆に仕事ができない人は次の傾向があるのは私もそう思います。
・注意すると反射的に言い訳する
・上司の指示を聞き流す
・報連相をしたがらない
・無断欠勤などの勤怠不良がある
会社という組織で働く以上、フラットな組織であっても上下関係は必ずあります。
私は会社の組織人として働く以上、基本的に仕事は「秀吉の草履取り」だと思っています。
「秀吉がまだ木下藤吉郎という、信長の草履取りの時代のことであった。
ある雪の夜、信長が女部屋からの帰りに下駄を履くと、温かくなっていた。「おまえは腰掛けていたな、不届者め」と怒って秀吉を杖で打ったが、秀吉は頑として「腰掛けてはおりません」と言い張る。信長が「温かくなっていたのが何よりの証拠だ」と言うと、秀吉は「寒夜なので、御足が冷えていらっしゃるだろうと思い、背中に入れて温めておりました」と答えた。
「ではその証拠は何だ」と尋ねられると、秀吉は衣服を脱いだところ、背中に下駄の鼻緒の跡がくっきりとついていたという。信長は感心し、すぐさま彼を草履取りの頭とした。
プロマネをしてきたからか、求められたクオリティ・納期 ・コストをいかに最速、かつ最高のクオリティで提供できるかだと考えています。
組織成果を出すためには、一緒に働く人のクオリティに合格点を与える必要があり、
それは滾々と相手の立場も共感しつつ説明して、理解してもらい、行動化されるまでウォッチする。
そして、少しでも前進すればきちんと評価する。
マネジメントまだまだですね。がんばります。