著者の本は本当にわかりやすかったです。
何冊か会計の本を読んできましたが、記憶に残る本になりました。
それぞれの計算書毎に別の用語が使われている理由は?
・キャッシュフロー(収入・支出)
・損益計算書(収益・費用)
・税務申告書(益金・損金)
その説明が本書に書かれているのですが、今まで自分がきちんと会計を理解していなかったことがわかりました。。。
本書は1999年に創刊されています。けど20年経った今でも色あせていないです!
それだけ本書に書かれている内容が本質を突いているんだと思います。
最後の締めくくりの言葉は至言だと思います。
「ビジネスマンは熱心に簿記を学び、子どもたちはそろばん学校に通っています。処理をこなす能力だけで人間が評価される時代は終わりました。もう景気まかせ、運まかせの時代は終わったのです。会社でも、個人でも、これからは未来を予測する読みと勇気が勝負を決めるのです」
<メモ>
・カネを生まない資産を処分する(カネを生んでこそ資産)
└まずは有価証券や遊休資産を処分する
・簿記を学んでも会計はわからない
・損益計算書は原因白書
・粗利の高さは付加価値に比例する