私が予実管理に携わっているからかもしれないですが、大学の一般教養の授業で本書を取り扱ってほしい...
それぐらい、本書に書かれている会計思考はビジネスマン必須だと感じました。
名著だと思います。
会計とは説明責任を果たすこと
予実管理に携わっているものとしては、改めて会計数値全般はきちんと説明ができる必要があると感じました。
企業経営全体の羅針盤を果たす
管理部門は現業部門の行動を会計数値で計測、管理、促したりする
管理部門もこれぐらいの高い志を掲げると、行動が変わる会社もあるかもしれないですね。
同じ人がやると間違いが起きやすい。なので、適正な人員配置とチェック機能をもった諸手続きの制度こそ不正や間違いを予防&発見することができる
計上や支払をいかに正確にやるか?においては↑はとても重要だと感じました。
予算管理の要点はこのまま経費や原価をかけても売上は上がらず大赤字になりそうなところを早めに見つけ、対策を練る
事業計画の進捗を測るために予実管理は必要ですね。
仕事が渋滞している会社は利益が出ない
日々の業務で逼迫していては利益は出ないことを↑の文言で改めて認識しました。
間接部門の生産性をあげるのに効果があったのは決算の早期化
確かに決算早期化を目指すとすれば、計上に至るまでの全プロセスの見直しが求められるので、それが間接部門の生産性を上げるのに役立つかもしれません。
会計に興味ある方はもちろん、会計に携わっている人は読むと日々の業務の本質なるものが理解できるかもしれません。
私は本書を読んで予実の重要性を再認識したので、成果物からそれに至るプロセスまで今一度見直したいと思いました。
<メモ>
・優れた会社は独自の、すぐれたKPIを持っている
経営者に求められる3つの条件
1:高い志
2:私利私欲に走らない
3:会計思考ができる
└PL キャッシュを理解している・ビジネスが成り立つかがわかる・ビジネスセンスがある・会計数値の限界を知っているなど