zashii-1434

Stats of My Life(おいしい人生を味わうために、コツコツとチャレンジしたことを書くブログ)

「社員の力で最高のチームをつくる 1分間エンパワーメント」読みました。(著者:ケン・ブランチャード 2020年86冊目)

巻末にある、星野さんの話が非常に印象的でした。

 

顧客満足度をあげるために備品を買い直したい、食器を交換したい、露天風呂を作りたい、

コスト増になる提案がたくさん上がってきた。社員たちの目は輝き始めているのに、私の目が曇り始めるという逆転現象が起こったのだ。

資金は限られていた上に、顧客満足に効果がある提案でも、それらが追加の収益につながるのか心配だった。

リスクを感じた私が、いろいろな理由をつけて先延ばししていると、ある社員から「社長は顧客満足を本気で上げようとしていない」と指摘された。

企業活動の目的は利益を上げることであり、顧客満足はその手段であるはずだ。しかし、経営していた私の実感として、旅館の顧客満足を上げようとすると、利益は圧迫するのである。

 

収益情報を公開することで、スタッフは使えるお金が限られていることを初めて理解するは正しいとは思うのですが、収益考慮した投資判断が全員ができるかというと会計思考の勉強が必須だと私は考えます。

 

本書を読んで、一言でいえばエンパワーメント型組織は、社員に経営者意識を持って動くような組織であると私は理解しました。

 

経営者は主体的、自律的に動きますし投資判断もしますよね。

 

そうすると、行き着く先は経営者自らの行動をオープンに、そしてナレッジも共有して社員が同じ動きができることが望まれているようにも感じました。

 

組織設計は奥深いです。ヒトに対する深い理解は欠かせないですし。

勉強になりました。