Amazonプライムで観ました。
リーマンショックはなんで起こったのか???自分でもこの映画を見終わった後に調べてみました。
自分の理解が合っているかも含めて書いてみました。経済に疎い人間が書いたので間違っていたら指摘を頂ければと思います。
<前提>
2000年代のアメリカは経済成長と住宅ブーム
<リーマンショックまでの流れ>
①:サブプライムローン(低所得者向けの高金利住宅ローン)の不動産担保融資の債権を裏付けとして発行された証券(モーゲージ債)が販売された
→本映画で出てくるモーゲージ債がデフォルト(紙くず)になることへの保険(CDS)も証券化されていた
②:債権を束にしたパッケージ商品(CDO:債務担保商品券)は信用格付けが低いはずの①を、格付けが高い商品と混ぜて売られていた
③:証券化の価格が実態よりも大きく、バブル化。さらに世界中に証券化された②が投資家に支持、購入されていった
(特に投資銀行は住宅価格が上がり続けることと、家計が住宅ローンの支払を正常に継続することに賭け、大量の投資を②にした)
④:延滞者が増え始めたこと、さらに住宅価格は高騰にならないことなど実態が判明しだした
⑤:①の商品価格が下がることが懸念され、証券の売りが加速した
⑦:リーマン・ブラザーズなどは資金繰りが悪化して倒産に至った
<何を学ぶか?>
映画でも、サブプライムローンの問題を説いても、聞く耳を持つ人なんて多くないのが大半なのが印象的でした。
全てのものごとは今の延長のように考えてしまう、人間の性かもしれません。
集団心理が動いているときこそ、FACTと数字を使って自分の頭で考える。そして、長い忍耐が必要ですが、自分を信じることが重要だと感じました。