経営者として必要なことが書かれているのですが、著者が経験した、経営者の真髄が書かれているので、本書を読むと凛とした気持ちになりました。
本書はノート形式なので、繰り返し読んでは自分がどう考えているのか?をアウトプットした方がいいですね。
本書で私が1番刺さったのは、なぜ高い目標を掲げるべきなのか?
それは低い目標だと、今の延長線上でしか物事を考えることができない。
つまりは、結局はそこそこの達成で終わってしまうし、最悪はマイナス成長になる。
だから、
非常識だと思われるぐらいの高い目標を掲げる
高い目標を掲げると、今までと同じやり方は通用しないので、発想を変えざる負えない。
なるほど、とすごい腹落ちしました。
そこそこの年収と、そこそこのプライベートが充実していたらOKなのか。
それともすごい大変かもしれないけど、社会をよくするためにイノベーションを起こすリーダーになりたいのか...
割と後者は修羅の道だと思うんです。なぜなら、前例がないことをしようとするのでトラブル続きで失敗はつきものだし、仲間も離れていくかもしれない...
けど、それを乗り越えたときは、その人しか見ることができないなにか、があると思います。
一方、苦労を苦労と思わないためには、自分が本当に心からそれをしたい!と思っていることが重要な気がしました。
現状に不満があるのは、結局、自分が掲げるべき目標を明確にしていないからではないか?私はそんな風に解釈してしまいました。
今年読んだ本のなかでは1番のオススメです。
<メモ>
・MBA出身者にありがちなのが、計画はキレイだが、実行するとうまくいかない。計画1、実行9ぐらいに実行しきることが重要
・報告文化(資料作成に何十時間もかけるのは)はNG