ー素直な心ー
一見すると道徳的な本と思いきや、学びが多くある本でした。
素直であることは?という問いに対して、著者は↓と記載しています。
・私心にとらわれない素直な心というものは、私利私欲にとわられることのない心、私心にとらわれることのない心である
・耳を傾ける素直な心というものは、だれに対しても何事に対しても、謙虚に耳を傾ける心である
・寛容素直な心の内容の中には、万物万人いっさいを許しいれる広い寛容の心というものも含まれている
・実相が見える素直な心というものは、物事のありのままの姿、本当の姿、実相というものが見える心である
・道理を知る素直な心というものは、広い視野から物事を見、その道理を知ることのできる心である
・すべてに学ぶ心素直な心というものは、すべてに対して学ぶ心で接し、そこから何らかの教えを得ようとする謙虚さをもった心である
・融通無碍素直な心というものは、自由自在に見方、考え方を変え、よりよく対処していくことのできる融通無碍の働きのある心である素直な心というものは、
・平常心素直な心というものは、どのような物事に対しても、平静に、冷静に対処していくことのできる心である
・価値を知る素直な心というものは、よいものはよいものと認識し、価値あるものはその価値を正しく認めることのできる心である
・広い愛の心素直な心というものは、人間が本来備えている広い愛の心、慈悲の心を十二分に発揮させる心である
素直であると病気をしない、というのもなるほど、と思いました。
確かに自分に嘘をついて無理強いすることなく、そして、余計なストレスを抱えることも少ないからです。
また、本書を読んで思ったことはいくら博識であることや、権威をもっているといっても、著者のいう素直な心を持っていない限りは指導的な立場に立つことはできないと感じました。
仕事のスキル的な習得をすると同時に、こういった物事の心構えも醸成していくことが重要だと感じました。