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Stats of My Life(おいしい人生を味わうために、コツコツとチャレンジしたことを書くブログ)

この世で一番おもしろいミクロ&マクロ経済学(著者:ヨラム・バウマン、グレディ・クライン 2021年48&49冊目)

経済学の入門書として、本書が紹介されていたので買って読んでみました。

 

本書を読んで、金融政策と財政政策の違いをしっかり理解できてよかったです。

 

漫画テイストで要点がわかりやすく書かれているので、経済学に興味がある方はオススメです。

 

この世で一番おもしろいミクロ経済学

・個人の最適化戦略

 └ディシジョンツリー

  限界分析・・直接の影響を及ぼす要素は、限界値であるとして、限界値に注意を払った上で経済分析を行うという方法

 └時間⇒今日のお金は明日のお金より価値が高い

 └リスク⇒リスク愛好・リスク回避・リスク中立がいて、賭けが公平かは期待値次第。そして分散次第

  情報の非対称性のせいで取引に問題が起きること

 └個から多へ⇒人が取引したがるのは、取引の利得が実にでかいから

  ・コースの定理⇒取引の阻害要因がなければ、取引は混乱ではなく社会秩序を生み出す

  ・一物一価の法則⇒取引しやすい財は世界中で同じ価格で売られるという経済学の発想

・相互関係における最適化戦略

 └ゲーム理論

  ゲームとは複数のプレイヤーに相互依存があるすべての場合を指す

  ケーキを切る側か、もらう側か

  相手についていろいろ知っているなら、切る側が得

  相手のことをあまり知らなければ、選ぶ側にまわったほうがいい

  一番重要な点は情報はとても大事

 └パレート効率性

  それをやったとき、少なくとも1人の状態が改善し、他のだれも損をしないとき

 └囚人のジレンマ

  個人の利己性は、集合的な目標にさからってしまう

 └オークション

 └多からもっと多へ

・市場における最適化戦略

 └需要と供給

 └税金

 └限界効用

 └弾力性

 └経済学で世界を見渡すと

 

この世で一番おもしろいマクロ経済学

マクロ経済学の大目標は2つ

好景気や不景気などを理解すること

長期的に生活水準を高めること

 

・単一のマクロ経済学

 └失業 摩擦的失業・構造的失業・循環的失業

 └貨幣

 中央銀行はマネーサプライを増やして経済を刺激するor減らして経済にブレーキを掛ける

お金の需要は金利で決まる。金利が上がれば、人々はあまり現金で持ちたがらない。金利が低ければ、みんな手持ちの現金を増やしたがる

経済を刺激したいとき、中央銀行は現金の山を使って国債を買う

これによってお金の供給が増える。マネーサプライが増えると金利は下がり、それが借り入れと支出の増加をうながすので、経済は刺激される

 

 └インフレーション

ある期間に物価全般があがること。お金の価値が全般的に下がること。

インフレを測る手法としてはCPI

ほとんどの経済学者は、年率2−3%のインフレを目指すのが最高

 

 └GDP

1.GDP = 最終財 ー輸入

2.GDP = 労働所得 + 資本所得

3.GDP = 消費者の支出 + 企業投資 + 政府支出 + 輸出 ー 輸入

経済が長期的に成長しているかは、1人あたりGDPを見ること

 

 └政府の役割

財政政策 税金と政府支出を使って経済を左右すること

・国際貿易におけるマクロ経済学

技術進歩は勝者とともに敗者もつくる

技術進歩はかなりすごい

技術進歩と貿易はほぼ区別がつかいない

 

 └貿易と技術

 └古典派の経済観

 └貿易にまつわる面倒な話

 └ODA

 └外国為替

為替レートの変動は、勝ち組と負け組のどちらも生み出す

・グローバルなマクロ経済学

 └景気の波の終わり

 └貧困の終わり