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Stats of My Life(おいしい人生を味わうために、コツコツとチャレンジしたことを書くブログ)

戦争と外交の世界史(著者:出口治明 2021年62冊目) #歴史 #本

本書は読んで3回目になります。

 

史書に記載ある戦争となると、多くの人の生死が関連しているため、血なまぐさい感じがしますが、現代でも戦争とまではいかなくても、普段の私達は仕事やプライベートで人とのトラブルは普通にあることだと思っています。

 

戦争は始めるよりも終わらせるほうが難しい

 

といったコメントから、ケンカするよりも仲直りするほうが難しいですよね。

 

いかに相手とケンカしないよう未然に防ぐことが重要と解釈することができます。

 

個人的には、人と人とがトラブルを起こす原因は下記かなと思うのですが、

・利害関係の対立

・言葉足らず(伝え忘れた、伝えるのを怠けた)

・思い込み(不安や疑念など)

 

個人同士のケンカについては、大半は"自分を大切に扱わなかった"というのが起点にあるように思います。

 

一方で組織同士になると、感情というよりは大きな利害に伴うことが多いのではないかと思います。

 

さらに国同士での争いを戦闘というケンカについては、いったん戦争が始まるとブレーキするのが難しいですよね。

 

だから、条約という約束事で止めるのが定石なんですね。

 

ただ、その条約が戦争全体の総括から、負けた側への制裁含めた賠償などがきつすぎると返って怨念を増長しますし、国民感情を立てた考慮した条約にすることも、後の関係性を続けるのであれば重要だと思っています。

 

すべての人類が平和に過ごすことができるようになるためには、絶妙なパワーバランスの上に優れたリーダーと、平和を維持するための条約とその通りに運用を遂行・管理する機関が必要なんだと理解しました。

 

ほんとう、歴史から学ぶことはたくさんあります。

 

おすすめです。