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Stats of My Life(おいしい人生を味わうために、コツコツとチャレンジしたことを書くブログ)

国際秩序(著者:ヘンリー・キッシンジャー 2021年65冊目) #歴史 #本

ヘンリー・アルフレッド・キッシンジャーは、アメリカ合衆国国際政治学者。ニクソン政権およびフォード政権期の国家安全保障問題担当大統領補佐官国務長官

 

キッシンジャーの活躍は米中関係の高い、ベトナム和平の実現などに貢献し、ノーベル平和賞を受賞しました。

 

国際法の基盤となった、ヨーロッパを戦火で荒廃させた30年戦争を終結させるために合意されたヴェストファーレン条約が、現在の国際秩序の根幹をなしていることを前提に、キッシンジャーは各国、地域の歴史考察を述べています。

 

本書を読んで、大きなマクロ観点でみたときに日本という国は、地政学的にリスクが割と低い国であることを再認識しました。

 

ただし、それに安穏としてはだめで、他国と交易、学び、切磋琢磨しながら自国の成長を促すことが、ますます重要であると認識しました。

 

科学技術の発展で今後は領土の取り合いではなく、サイバー空間上の、お金にとって代わる資産(個人データ・技術)をどれだけ保有していることが重要かもしれません。

 

私達のあらゆるふるまいがデータとして、蓄積されたとき、その先には何が待っているのでしょうか?

 

悪用しようとすれば、その人を間接的に、洗脳的に意識操作するのに影響を与える情報を流し続けることも可能かもしれません。

 

一方で、より自由、民主的、人権に則った、より高次元の個人の幸福を追求することができるかもしれません。

 

意外と私達は歴史上の大きな転換期に生きているのかもしれないですね。

 

キッシンジャーが願っているように、なんの力もない私ですが、世界が平和に進むこと切に願います。