アウトプットエコノミーが一定の規模まで到達したことで、もう差別化するポイントがプロセスにしかない
プロセスが応援されるには、チャレンジングなことをしたり、大きな目標に向かうほうがいいわけなので、無難なことをするよりも、見たことがないクリエイティブなことをしよう、みたいなモチベーションになるので、おもしろい作品が生まれる可能性があるかなと思っています。
本書の要点は上記に集約されると思っています。
製品の機能的な差は現代においては、どんどんなくなってきていること。
現代人は昔ほど、モノに対する強い欲求がなくなっていること。
この2点もプロセスが重要視されるようになっている大きな要因とのことです。
ただただ、勉強している姿をYouTubeにLive配信するクリエイターがいるのも、その人と一緒に勉強する、応援したいといった共感から始まって、やがて熱狂に移っていったんだと個人的には思っています。
今の時代は個人が発信できることから、そこからマネタイズもできるような時代になってきました。
新規性あるものは、すぐ他の人に模倣されてしまいます。
とすると、ますますその人自身のオリジナリティも追求されるようになってきたかもしれません。
今の子供達に教えることは、もしかしたら今までの受験勉強よりも、個人としての発信力や、発信力を持つためのクリエイトなコンテンツを思いつく・実現させる力なのかもしれません。
ただし、リスクもあると思っていて、ますます個人がネット上に進出すると、トラブルに巻き込まれたときは、プロテクトする仕組みが必要だと思っています。
匿名性が高いと、すごく攻撃的なコメントをクリエイターにする人も多いと聞きます。
若い人たちが、どんどん自分の考えや、コンテンツを発信することは重要だと思うものの、安全に活動するための基盤づくりは大人がしっかりとしないといけないでしょう。
なんとなくですが、今も昔もその人への"信用"・"信頼"が重要だと思っています。
すでに多くのファンが付いていて、常に応援され続ける人は、きっと"信用"・"信頼"が高いのでしょう。
それが熱狂に変わったとき、爆発的な広がりをみせることを本書を読んで学びました。
今までのビジネスの概念が変わっていく節目に私達はいるのかもしれません。
とても、面白い本でした。
あと、本書にこんまりさんが紹介されていました。
トキメキを大事に!自分も真似してみようと思います。