トリンプの吉越元社長がいたときの、会議手法について書かれていましたが勉強になりました。
業務効率化は残業ゼロから
体力には限界があります。体力が崩れてしまうと、持っている能力も発揮しようがありません。体力回復には十分な睡眠時間が必要です。
体力が崩れない前提で、どうやったら降りてくる仕事を回すかから考えないと本当の効率化とは言えないと思いました。
あと、本書で印象的だったのは必ず会議では一週間以内に完結する(と思われる)デッドラインを引いていることでした。
記事内容が秀逸だったので引用させて頂きました↓
デッドラインとは、「何を/誰が/いつまでに」終えるのかを明確化することです。
デッドラインを引くと、各人のその日に終えなければならない仕事が明確化し、必死になって効率を上げるよう自主的に時間の使い方を考え、努力するようになります。
仕事を緊急度と重要度の2軸で分類すると、
【1】緊急度が高い、重要度が高い
【2】緊急度が高い、重要度が低い
【3】緊急度が低い、重要度が高い
【4】緊急度が低い、重要度が低い
の4つに分けられます。人は放っておくと、緊急度の高い【1】と【2】の仕事ばかりをして手一杯になってしまうので、上司がデッドラインを引く必要があるのは【3】と【4】です。
デッドラインを意識的に前倒しさせることが、業務効率化に貢献する
とてもいい言葉だと思いました。
また、教育に関しての記載↓も勉強になりましたし、とても納得しました。
会社を支えるのは人です。しかし、人は「教育」できないものだと私は思っています。
なぜなら、知識には形式知と暗黙知があり、教えられるのはほんの一部の形式知だけだからです。IT化やマニュアル化で対応できない暗黙知というのは、「匠」とか「技」とか言われるものに近いので、場や肩書きを与えることで、自ら身に付けてもらうほかありません。
つまり、教えられて育つ「教育」ではなく、自ら習って育つ「習育」なのです。こうした側面からも、仕事を任せることがいかに重要かが分かると思います。
例えば、本記事によればトップセールスマンの技を全て形式知にするには限界があるになります。
それを他の人が習得できるかは本人が技を学ぼうとする意欲もですが、できるかどうかの見極めも必要なのではないでしょうか。
仕事で言えば、任せることの重要性がより高いことを意味すると思います。
業務効率化のヒントになる良本です。