本書ではローマ帝国、エリザベス時代の海洋国家がどのようなビジネスモデルをもって国を繁栄させてきたのか、著者の見解と共に紹介されています。
私は塩野七生さんのローマ人の物語でローマ共和制と帝政を少し知っていたので、本書でもカエサルやアウグストゥスが取り上げられていて、興味深かったです。
個人的な感想ですが、珍しくというか著者の見解に?と思うことが多く、すべての見解に賛同できたわけではありませんでした。
それは個人の見解ではあることは承知しているものの、ロジックが私には納得しにくかったです。
全ての本を真正直に受け止めるだけではなく、ときには批判的思考をもって読むことも重要だと思います。