アインシュタインの伝記として、アインシュタインの理論を科学的な解説をベースにしつつも、アインシュタインの人となりがわかるエピソードも随所に書かれていて素晴らしい本だと思いました。
とはいえ、アインシュタインの理論をきちんと理解できたか?といえばまだまだです。
例えば、一般製相対性理論(≒重力があると何が起こるか)。重量によって光が曲がることを実証したことはなんとなく自分の頭ではわかっても、これを導き出すことの難しさは私には考えが及ばないところです。
・重力があるとは、加速度運動していると考えてもいい
・E = mc2 とは、「エネルギー E = 質量 m × 光速度 c の2乗」という、質量とエネルギーの関係(等価性)を示す等式を指す。
→物質からエネルギーを取り出したり、逆にエネルギーから物質を作り出したりができるという意味です。
・光に質量はなく、だからこそ秒速30万キロメートルでしか飛ぶことができない。つまりは減速やさらなる加速をすることを意味します。
私が本書を読んで刺さった言葉は上記です。
光が一定のスピードなのは質量がないからなんですね。
今後も人類はニュートンやアインシュタインのような、世界・宇宙の捉え方を変えるような科学的な発見をすると思います。
アインシュタインの理論は有名になった当初は、反対する人も多くいたと書かれています。
何事も新しい発見をするというのは、大勢の賛同を得ることはできないかもしれません。
逆にいえば、今現在、誰からも見向きもされていない研究をしている人の中には未来のアインシュタインがいるのかもしれないですね。
マイノリティとされている研究を受け止める社会が作られていることも重要だと思いました。
<アインシュタインの名言>
ー考えること、それ自体が目的なのさ。音楽もそうでしょう?ー