中村選手に興味を持っていたので読みました。
中村選手が子供たちに指導している動画をみると、中村選手のアドバイスの仕方がとても印象的でした↓
「他人と比較しても意味はない。自分がどれだけうまくなるか。うまくなったらまわりもうまくなる。誰かひとりでもさきに行けよ。」
サッカーの話なのですが、私はつい自分の仕事にも当てはめて考えようとします。
自分が成長することが組織を強くするんですよね。
また、サッカー番組でもたまに解説されていますが、言語選択が的確です。
みんな思っていることかもしれないですが、中村選手は監督に向いていると思います。
言葉の重みというか、説得力がずば抜けています。
これは中村選手のこれまでのサッカー選手としての経験からくるものだと考えます。
プロとしての自覚を高く持って、自分の頭でしっかり考えて試行錯誤を重ねていく...
このプロセスを繰り返していくことでしか培われてできたものが個性だと自分は考えます。
中村選手はきっと上記プロセスをずっと真剣にやり続けたのではないでしょうか。
話は本の内容に変わりますが、サッカー選手としての引退をどのように考えているのかとても勉強になりました。
私はサッカー選手ではないですが、仕事人として今後のキャリアはどうするのか?どうしたいのか?を考えさせられました。
今でこそ川崎は強豪ですが、なかなかタイトル時期を過ごしてきた中村選手の苦悩も知ることが本書で知ることができて、より一層ファンとなりました。
今後も中村選手の動向をウォッチしたいと思います。
良本です。