美術館で名画を鑑賞してもそのときの時代背景や作者の想いがいまいちわからず、モヤモヤしたことがあります。
本書はまさにそういったモヤモヤに対する解決が図られていると想います。
本書では政治・経済の観点が必ず書かれています。
また、作者の経歴もわかりやすく書いてあり、絵画の技法に対する解説もあります。
これらの情報が集まった上で絵画を鑑賞すると、絵画に対する感じ方が全然違います。
個人的には、本書で紹介されていたターナーの絵に興味が湧きました。
ターナーの持つ風景の陰りは、想像力を掻き立てられるように感じたからです。
今更ながらですが、作者死後も何年にも渡って大事されている絵画ってある意味スゴイですよね。
それだけ人を引きつける力があるということです。
絵画に興味ある人にはぜひ読んでもらいたいです。
オススメです。