「ご来店頂いたお客様には拍手でお迎えしたこともあった」
この表現からでも、いかにお客様のことを全力で考えていたかがわかります。
CoCo壱番屋のイメージが本書を読むとガラリと変わりました。
宗次さんはカレー店を開業するにあたって、東京に行って有名カレー店を食べまわったそうですが、自己満足で終始しているカレー屋さんも多く、自分たちが作ったカレーが1番という確信を持ったそうです。
朝は誰よりも早く起きて全国からのアンケートを全て読むことから1日がスタート。徹底した現場主義を貫き、自らエプロンをして店舗の掃除もすることもあったそうです。
宗次さんの生い立ちは大変なものに感じられましたが、著者はそれほどネガティブには捉えていないことも印象的でした。
流行りの経営戦略やいろんな事業に手を出すことなく、ひたすらお客様の満足のために行動していたことが本書を読んでわかります。
・365日、睡眠や風呂や移動の時間以外15時間以上を仕事にささげた。
・経営者は社交的でないほうがよい。多くの経営者は、社交的になり、本業がおろそかになる。
この本を読んでさっそくCoCo壱番屋で手仕込みカツカレーを食べてきました。
その行為自体が私が影響を受けていることの証明だと思います。
仕事に全力投入することはどういうことなのか?なぜ、毎日15時間以上働くことができるのか?
そこに興味ある方は一読をオススメします。