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Stats of My Life(おいしい人生を味わうために、コツコツとチャレンジしたことを書くブログ)

「不毛地帯第5巻(著者:山崎豊子)」読みました。(2018年24冊目)

 

不毛地帯 第5巻 (新潮文庫 や 5-44)

不毛地帯 第5巻 (新潮文庫 や 5-44)

 

 

私は主人公の身の処し方には何かこう、著者の強い「思い」が入っているように感じます。

 

具体的には、

ワンマン社長が強権を使うのではなく、

引退した後も老害を撒き散らすのではなく、

醜悪な利権争いをするのではなく、

 

「主人公の壱岐正のように、全体利益のためリーダーシップをとって、あくまで組織としてコトに取り組むことが重要だ!」

 

そんな著者の訴えがあるように私は感じてしまいます。

 

不毛地帯は何度読んでも傑作だと思う数少ない本です。

 

できれば、多くの人に読んでもらえたら嬉しいです。

 

 

 

不毛地帯 DVD-BOX 1

不毛地帯 DVD-BOX 1

 

 

「不毛地帯第4巻(著者:山崎豊子)」読みました。(2018年23冊目)

 

不毛地帯 第4巻 (新潮文庫 や 5-43)

不毛地帯 第4巻 (新潮文庫 や 5-43)

 

 

副社長の里井が活躍を重ねて昇進していく主人公を妬み、ライバル視して異常な反発や嫌がらせを繰り返していきます。

 

結果、視野が狭くなり会社としての正常な判断ができなくなっていきます。

 

自ら身を滅ぼしていく姿に前のブログと同じことを書いていますが現実でも
起こり得る話だなと思いました

 

人は自分に脅威と感じた人に対しては排除するか、服従するか極端な行動を取るそうですが、大きな組織で競争が熾烈であればあるほど、激しさを増していくのかなと思いました。

 

 

はてなブログ500記事書きました。

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メインは読んだ本の感想や良かった内容をまとめるために始めたブログですが、サッカーや身近で学んだこと、体験したことを書くことも始めた結果、500記事を越えました。

 

 

インプットとアウトプットで分類するとインプット内容を整理した記事が多いので、今後はアウトプットの結果や振り返りをどんどん書いていきたいと思います。

 

綺麗な文章ではないものの、購読して頂いている方本当ありがとうございます。

もし、こんなことを書いて欲しいなどありましたらお教え下さい。

 

これからもどうぞよろしくお願い致します。

 

 

「運は人柄(著者:鍋島雅治)」読みました。(2018年22冊目)

 

 

 

会社の本棚に置いてあったのでざっと読みました。

 

才能:努力:運 = 1 : 2: 7

 

運とは人間関係のこと

 

人間関係をよくする方法は、

まずは毎日を笑顔で過ごすこと
1日20人と話しをしてみる
挨拶はした者勝ち
・・・etc

など。

個人的には共感する内容が多かったです。

「がんばっても報われない本当の理由(著者:心屋仁之助)」読みました。(2018年21冊目)

 

がんばっても報われない本当の理由 (PHP文庫)

がんばっても報われない本当の理由 (PHP文庫)

 

 
がんばりが過ぎて心身に支障を来している人、がんばっても報われない、と思っている人にオススメしたい本です。

 

本書のポイントは「自分に嘘ついて無理してがんばらない」ということ、と解釈しています。

 

でも、人はなぜそこまでしてまで頑張るのか?

 

それは頑張れば認められると思っているから。
言い換えると頑張らないと周りから評価されないと思い込んでいるから。

 

欠乏症になり頑張ることをやめられない。

結果、自分を大事にしさなすぎて心身を壊してしまう。

 

また、頑張ることは周りに次の弊害を生み出してしまいます。

 

「あなたががんばっているから、まわりの人が、がんばれない」

 

著者の心屋さんはそういった人たちにがんばらないコツを伝授しています。

 

<がんばらないコツ>
1.断る
2.サボる、怠ける、ちゃんとしない
3.人に迷惑をかける
4.助けさせてあげると思う
5.テキトーにやる
6.人に任せる
7.他力を発動させる
8.期待に答えない
9.ダメな自分を隠さない
10.マイルールを破る
11.いい人をやめる
12.思い切って働くのをやめる
13.計画をたてない

 

がんばらなくても大丈夫、むしろ頑張るからこそうまく行っていない。

そんな著者の訴えに響く人もたくさんいるのではないでしょうか?

 

改めて読んでみると、私も何かをするときについ計画を立ててしまいます。

 

段取りを組むという意味ではメリットはあるものの、著者曰く「計画は自分の限界を決めてしまう」デメリットもあるとのこと。

 

なるほど、と思いました。

 

目標計画はつい勝手に限界を決めてしまうことになるから、むしろ自分が無理だと自分が思うものこそ設定した方がいいかも、ですね。

 

自分が無理と思っているものを自己認知する方法は

 

「望みを口に出して言ってみたとき、恥ずかしい気持ちになった言葉ほど、
自分の成長をブロックしている重要な言葉」

 

だそうです。

 

是非、多くの人の本書を読んで欲しいです。オススメです。

 

<気になったフレーズ>

「プールに行って水着姿になるから、痩せる」
プラダのバッグを買うから、プラダのバッグが似合うお金持ちになる」
「世の中には、魚を釣るのが大好きな人がいます。そういう人に任せてしまいましょう。」

 

「不毛地帯 第3巻(著者:山崎豊子)」読みました。(2018年20冊目)

 

不毛地帯 第3巻 (新潮文庫 や 5-42)

不毛地帯 第3巻 (新潮文庫 や 5-42)

 

 

 

すぐ読み切ってしまいました。

 

3巻はある自動車会社の採算が悪く、主人公が働く商社を仲介に外資との提携で計画するものの、政府・競合商社・自動車会社内派閥・そして主人公が働く商社内派閥と多くの人間が複雑に絡みあった物語になっています。

 

・社外交渉(政治家・官僚・企業)
・社内交渉(上司・部下等)
・経営会議
・家庭
・恋人
・・・etc

 

たくさんの場面が出て来るなかで自分が面白いのは経営会議の場面です。

大きな組織になったときには会社の方針を決める決議を取るのがどれだけ難しいか、フィクションともは思えない現実感があって面白いです。

 

自分の仕事と重ねながら、どこか主人公のような緻密な情報収集からスケールの大きい経営戦略を立てる姿に憧れてしまいます。

 

不毛地帯はトータル5回以上、読んでいますが読めば読むほど味が出てくる本です。

 

是非、オススメしたい本です。

「不毛地帯 第2巻(著者:山崎豊子)」読みました。(2018年19冊目)

 

不毛地帯 第2巻 (新潮文庫 や 5-41)

不毛地帯 第2巻 (新潮文庫 や 5-41)

 

 

小説を読んできたなかで、不毛地帯は好きな作品の1つです。

 

不毛地帯が何がすごいのか?」

 

これを読んだことがない人にわかりやすく説明するのが非常に難しいものの感想と合わせて書いてみることにしました。

 

①複雑な人間心理描写が生生しく素晴らしい

 

主人公だけでなく、壱岐が勤めている商社の社長や幹部、または一社員まで喜び・熱意・懊悩・怒り・悲しみ、といった繊細な心理が丁寧に書かれているため一人ひとりの感情が理解できます。

 

そのため、自然と感情移入してしまい本作品により惹かれていくのかなと思いました。

 

壱岐正の圧倒的なスケールの大きさに惹かれる

 

仕事にて学ぶところがたくさん書かれています。

 

例えば、
部下からのレポートは結論と理由を3つまでしか書かせているところ、など。

 

私は壱岐正のグローバル的、戦略な考え方が自分もできたらいいなあと思いながら
自分の仕事ぶりをつい振り返ってしまいます。

 

私だけ?かもしれないですが、戦略的思考が本書で学べると思っています。

 

③圧倒的なリアリティ

 

2巻では航空自衛隊の次期戦闘機(FX)購入に対して東京商事と政治家、役人、新聞社との駆け引きや取引がたくさん書かれています。

 

フィクションとは謳っているものの、とにかく筆者の取材量は圧巻と評判が立っていることから、リアリティがとてもあり、これはもしかしたら本当(事実)のことが書かれているのではないか?と思うぐらいです。

 

④著者の思い

主人公や志ある登場人物達のセリフを通して、著者の現社会に対する問題提起が
書かれているような気がしてなりません。

 

不毛地帯では多くの組織のしがらみやお金に利権が絡み、複雑化してきている
会社や社会に対して、本来あるべき正しい決断ができる人になって欲しい。

 

そんな訴えを本書から感じます。

 


私はたくさん本を読んできていますが本書は自分のなぜか人生節目節目で読んでいます。

 

きっと、自分にとって本書から自分の行動指針を見直したい本になっているんだと思います。

 

まさに自分にとってのバイブル、かもしれません。

 

是非、本書は一度は読んで欲しいです。

特にこれから社会人になる人に読んで欲しいです。

 

きっと、社会人として学べることがたくさんあると思います。

また商社の仕事もスケールは大きすぎるかも?ですが一端は理解できると思います。


オススメです。