すぐ読み切ってしまいました。
3巻はある自動車会社の採算が悪く、主人公が働く商社を仲介に外資との提携で計画するものの、政府・競合商社・自動車会社内派閥・そして主人公が働く商社内派閥と多くの人間が複雑に絡みあった物語になっています。
・社外交渉(政治家・官僚・企業)
・社内交渉(上司・部下等)
・経営会議
・家庭
・恋人
・・・etc
たくさんの場面が出て来るなかで自分が面白いのは経営会議の場面です。
大きな組織になったときには会社の方針を決める決議を取るのがどれだけ難しいか、フィクションともは思えない現実感があって面白いです。
自分の仕事と重ねながら、どこか主人公のような緻密な情報収集からスケールの大きい経営戦略を立てる姿に憧れてしまいます。
不毛地帯はトータル5回以上、読んでいますが読めば読むほど味が出てくる本です。
是非、オススメしたい本です。