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Stats of My Life(おいしい人生を味わうために、コツコツとチャレンジしたことを書くブログ)

超訳ヨーロッパの歴史(著者: ジョン・ハースト 2021年22冊目)

 

 

超約ヨーロッパの歴史

超約ヨーロッパの歴史

 

 

久々に2,3度読み返すぐらい、私にとっては学びが大きい歴史本でした。

 

皇帝と教皇の関係は東洋からみれば独特ですよね。個人思想や国のあり方にも大きな影響を及ぼしていることがわかりました。

 

本書で特に面白かったのが第8章の"普通の人々"でした。

 

歴史本は多くは大きな歴史的事件を取り扱うことが多いなかで、その当時の人々がどういう生活をしているのか、具体的な記述があり面白かったです。

 

イギリスの産業革命時代初期でも、農村部で農業に携わっている人口比率は80%もあったんですね。

 

今の時代は多くの職を選ぶことができるのは当時に人々からすれば、幸せに見えるのでしょうか?私達がしている仕事も情報革命によって、知的生産が求められるようになっているので、転換期にいるのかもしれません。

 

あと、政治形態は単語の意味をしっかり理解していないと、間違った解釈をする可能性があるのでまとめてみました。

 

立憲君主制または制限君主制とは、君主の権力が憲法により規制されている君主制君主制とは、ある政治共同体において世襲の君主が主権を持つ政治形態。

 

共産主義とは、政治や経済分野での思想や理論・社会運動・政治体制のひとつで、財産の一部または全部を共同所有することで平等な社会をめざす。 広義には共同体のための財産共有を意味し、狭義には特にマルクス主義・ボリシェヴィズム・マルクス・レーニン主義などを指す。

 

君主とは、特定のひとりの人物(君主)が国家を治める政治形態のことです。

 

共和制とは、国民が選んだ国の代表によって統治される国家体制のことです。もっと平たくいうと国王や天皇がいない国のことで、現在多くの国が共和制の国家体制をとっています。

 

 

歴史好きな方はぜひ一読をオススメします

英語学習_NativeCamp_Log(3/6-3/13:1回 2021年22回 通算:319回)

4月の組織改編の準備でとても忙しい。

 

英語を勉強する時間が確保しにくい状況が続いていますが、少ない時間でも勉強することは辞めないようにしたい。

 

でも、本質は優先順位を単純に劣後しているだけかもしれない。

 

英語の勉強は試験問題を解くなど結構エネルギーを消費するものと、単語を暗記するなどエネルギーをさほど消費しないものがある。

 

しかも、各勉強慣れによって、エネルギーコストが少なく勉強できたりするものがあるのでうまく工夫したい。

 

コツコツいきましょう。

 

The authenticity of her story is beyond doubt.

彼女の話の信憑性は疑う余地がない。

 

She is predominantly a dancer, but she also sings.

彼女は主にダンサーですが、歌も歌っている。

 

I never felt that my life was in peril.

自分の人生が危ういと思ったことは一度もない。


He addresses this big topic with a refreshing directness.

彼はこの大きな問題に喜んで直接的に取り組んでいる。

 

NHK100分de名著カール・マルクス「資本論」(著者: 2021年21冊目)

 

 

 

資本主義の問題点を浮き彫りにした本です。

内容は正直ショッキングでもあり、いま学べて良かったです。

 

私達が日々生活しながら考えていること、行動していることは実は資本主義というシステムに寄っています。だからこそ、資本主義というものをきちんと勉強すべきです。

 

カール・マルクス産業革命勃興期のイギリス都市部での劣悪な環境下で働いている人に衝撃を受け、資本主義の問題点を浮き彫りにしようとしたそうです。

 

当時は相当なブラックな労働環境とのことでしたが、200年以上経ったいまも、未だにそういうニュースが目に飛び込んでくることに驚きもありますが、少なくない労働者が報われない仕組みであることを本書を読んで学べて良かったです。

 

<メモ>

・誰もがアクセスできる共有財産だった「富」が資本によって独占され、貨幣を介した交換の対象、つまり「商品」になる。そして「商品」のためには「労働」が必要

 

・労働とは端的にいうと生産活動

 資本主義社会における労働は、「商品」を生み出す。けれども、裏を返せば、資本主義以外の社会における労働が生み出す富は、必ずしも商品として現れるわけではない

 

・貨幣では必ずしも計測できないけれども、一人ひとりが豊かに生きるために必要なものがリッチな状態、それが社会の「富」

 

・「商品」生産の担い手は、自らの労働力を提供するだけでなく、「商品」の買い手となって、資本家に市場を提供した

 

・資本主義社会では「資本を増やす」こと自体が目的になっている

・資本主義は利潤追求を止められない。

・資本主義社会で生産される「商品」は、人々の生活に本当に必要な物、重要な物かどうかよりも、それがいくらで、どれぐらい売れそうか。言い換えるとどれくらい資本を増やすことに貢献してくれるかが重視されます。

 

・商品には2つの顔がある

 1つは使用価値。使用価値とは、人間にとって役に立つこと(有用性)、人間の様々な欲求を満たす力

 もう一つは労働価値 商品を生産するのにどれくらいの労働時間が必要であったかによって決まる価値

 

・富は「使用価値」の論理によって支えられ、商品は「価値」の論理によって支えられている

 

・「価値」のためにモノを作る資本主義のもとでは立場が逆転し、人間がモノに振り回され、支配されるようになる。この現象を、マルクスは「物象化」と呼んでいる

 

・資本は絶えず価値を増やしながら自己増殖していく運動

・仮に日給1万円の労働で生み出された商品の価値が1万6千円になったとする。この6000円分を「剰余価値」という。資本家はできるだけ多くの剰余価値を獲得したい

・一番簡単な方法=できるだけ長く働かせる

・労働時間の延長、労働日増加による剰余価値の生産を「絶対的剰余価値」の生産という

・資本主義社会において、労働者は2重の意味で「自由」だとマルクスはいう

 1つは、奴隷のように鎖につながれて強制労働させられているわけではない

 もう1つは生きていくために必要なものを生産する手立てをもたないという意味での自由(フリー、つまり、なしということ)。生産手段から切り離されてしまうと人は自給自足できない

・自由な自己決定、すなわり自由の意識や、それと結びついている責任の感情は、自由な労働者を奴隷よりも遥かに優れた労働者にする

・資本主義社会では誰も生存保証はしてくれない

・資本家にとって都合のいいメンタリティを労働者が自ら内在化することで、資本の論理に取り込まれていくことを「魂の包摂」

・資本主義は膨大な富をもたらしたようにみえるけど、私達の欲求や完成はやせ細って、貧しいものになっていく

・労働はもっと魅力的で、人生はもっと豊かであるべきなのではないか?

・資本家であり続けるには、他社より安く、効率よく生産して儲けなればなりません。だから、商品を安くするために、とにかく生産力を上げようと資本家は必死になる。これが、資本主義のもとで生産力が飛躍的に上がっていく最大の理由

・相対的剰余価値・・・1日に生産される価値の合計は変わらないのに、労働力の価値が下がることで、儲けが増えるカラク

・効率性は労働者を快適には考慮していない

・資本主義のもとで生産力が高まると、その過程で構想と実行が、あるいは精神的労働と肉体的労働が分断される

・資本家が構築した分業システムに組み込まれるだけなので、「構想」する機会を奪われていく

・人間らしさを奪うテイラー主義

・生産の計画・管理を行う人と、実際の作業にあたる人を完全に分離する

テイラー主義は生産に関する知というコモンを囲い込む行為

・資本の専制が完成されると、飛躍的に向上した生産力も、すべて資本家のもの

・構想とは、自分で自由に考え、判断する能力を意味する

・裁量を与えられないままに経営者目線で働くのであれば、現代の労働者は依然として「実行」しているだけ

・資本家目線で"自発的"に動いてくれれば、資本家にとって、こんな有り難いことはない

・資本主義に代わる新たな社会において大切なものは、「アソシエート」した労働者が、人間と自然との物質代謝を合理的に、持続可能な形で制御することだ

・アソシエートとは、共通の目的のために自発的に結びつき、協同すること

 

教養としての「地政学」入門(著者:出口治明 2021年20冊目)

どの国もサンドイッチの具(自国に隣接する両国に敵対し挟まれたくない)を避けるために戦争や外交が行われているんだと思いました。

 

国が人を構成要素としている以上は国という大きな単位だけではなく、会社の組織にも当てはまるかもしれません。

 

歴史が面白いのは思想、文化、経済といった様々な切り口で見ることができる点です。

 

本書は国が位置している地理上の制約が人間社会に大きく影響を及ぼすこと知ることができたことが大きな学びでした。

 

教養としての「地政学」入門

教養としての「地政学」入門

 

 

Schoo観ました 決算書ビギナーのための財務三表の読み方とビジネスモデル解釈

 

schoo.jp

 

いくつか会計本を読んできましたが、めちゃめちゃわかりやすいです。

BS/PL/CSの関係性がいまいち理解できない方は、ぜひ受講してみてください

カベを壊す思考法(著者:出口治明 2021年19冊目)

出口治明さんのファンなので、さっそく買ってみました。

コンテンツは過去の出口治明さんの本と重複する部分が多く、ちょっと残念でした。

 

けど、

・人間は動物である

・人間はそれほど賢くない

・人生はゴールがみえない

・決めることは、なにかを捨てること

・おおぜいの人を長い間だますことはできない

 

各種方針を決めるのに上記考える軸は参考になりました。

あと、人間は失敗からしか学べないということも真理だと思います。

 

カベを壊す思考法 (扶桑社BOOKS新書)

カベを壊す思考法 (扶桑社BOOKS新書)

 

 

組織を動かす経営管理(著者:RMS経営企画部 2021年18冊目)

経営管理に課題を感じていたので手にとってみました。

 

以前、勤めていた会社ということもあって、こんな素晴らしい仕組みを作って運営していたことに認知できていなかった自分が恥ずかしい。。。

 

なにかをしたい!という思いを計画におとしこみ、実行する。それが適切に行われているかをチェックし、課題があれば改善する。

 

まさにPDCAサイクルに該当しますが、それをどう具体化していけばいいのかが、本書に書かれています。

 

・計画値の設定

・戦略推進・計画実行

 →戦略・計画のブレイクダウン

 →意思決定機関の構築

 →ナレッジマネジメントによるサポート

・全社業績モニタリング

・組織・部署別業績モニタリング

・組織状態モニタリング

・リソースマネジメント 

 

組織を動かす経営管理

組織を動かす経営管理

  • 発売日: 2016/05/11
  • メディア: 単行本
 

 オススメです。