インフルエンザの知識を深めたく、ウィルスに関する本を読んでみました。
感想としては難しかったですね。説明図はカラーの方が理解しやすかったと思います。
下記はざっと本を読んで、インフルエンザウィルスの仕組みを箇条書きにしてみました。
・インフルエンザウィルスにはA型・B型・C型が存在する。
このうちC型は小児期にかかり、鼻風邪に似た症状が出るのみで、重篤になることはない。
毎年流行を起こすのはA型とB型だが、H5N1型鳥インフルエンザウィルスを含め、ひどい症状を引き起こすのはA型。
インフルエンザウィルスは他のウィルスと同じように細胞の中に侵入し、細胞の持つ様々な器官を使って自らの遺伝子を複製する。そしてウィルスとしての形を整えた「子ウィルス」を増やして宿主細胞を出て行く。
子ウィルスは新たな感染先を求めて、別の細胞に取り付いたり、別の宿主にうつって数を増やしていく。
・ウィルスには細胞という部屋に入るための鍵穴があり、それをレセプターという。
インフルエンザウィルスのレセピターの略号はHAという。HAはさらに16種類に分類され、NAという種類もあるとのこと。
そのうち、最も脅威があるのがH5N1型インフルエンザ。
致死率は50%。特徴として、他のインフルエンザは呼吸器だけに感染するが、H5N1型は血液・肝臓・脳など全身に広がる
インフルエンザの予防接種はA型とは思うのですが、鳥インフルエンザと呼ばれる強力なインフルエンザウィルスには予防が効かないのかなって思いました。
都市伝説的にインフルエンザの予防接種は意味がないということも耳にしますが、どういう仕組みなのかはきちんと理解しておきたいと思いました。