↑すみません。Amazonのリンクがうまく貼れていません
本書は保護者&受験生向けの成長指南書ですが、内容は人生哲学から仕事にも活用できる内容が書かれていて参考になりました。
私が1番印象に残ったのは、
「人生で1番身につける能力は何だと思うか?それは実は、人を育てる能力。理由は自分が楽ができるから」
個人のスキルアップばかりフォーカスしていた自分がいたのですが、この能力も重要なんだなと改めて認識することができました。
また、人間関係構築についても記述があり、
・その人から好かれたいなら、その人に好かれようとするのではなく「その人の周囲の人」から好かれるようにする
というのは1つのメソッドとして参考になりました。
最後に次の3つはどの自己啓発本にも共通している書かれているなあと感じることが多いです。
・自分の感情をコントロールできること
|_感情はコントロールする力がないとすぐ流れてしまいます。何かを判断するときに人は論理だけではなく感情も大事にしている以上、感情が望ましい状態でなければ、望ましくない判断をしてまうと自分は考えています。いかに自分が理想とする感情で日々過ごせるか。これが重要だと最近身にしみて感じます。
・他者と自己との比較分析ができること
|_例えば参考にしたい成功者がいて、その人みたいになりたいと思ったときに自分の振る舞いとその人はどこが違うのか、細かいレベルまで認知できないと行動に移せないです。
・語彙力があること
|_もしかしたら、↑の分析で言葉の定義をきちんと理解できていないと分析のしようがないので、語彙力は分析力の前提能力かもしれないですね。あと、人との会話において的確な語彙を選択できればコミュニケーションも円滑に進みます。
他、印象に残った引用です。
【やってはいけない指導法】
「思うように相手が動かないことでイライラしたときに、多くの人がとる方法が『フィアアピール』です。これは相手に『Fear=恐怖』を与えて動かそうとする手法です。相手は恐怖心のあまり、目的をよく理解しないままに、その場しのぎの非合理的な行動を取りがちになるので、しばしば最悪の結果を招きます。」
【人生で成功するために】
「『勉強をする意味がわからない』って?本気で勉強に打ち込んでこなかった人には、わからなくて当然です。それだけ深遠なものだからです。打ち込んだら、意味がわかります。
そして、これは『人生の意味』についても同じなのです。料理の『深さ』や『真の魅力』を、包丁を握って間もない人がわからないのと同じですね。」
オススメです。