デザインをビジュアル的な改善と捉えている方には、是非一読頂きたいです。
デザインに対する考え方、進め方を学ぶことができました。
・いいサイズの問いを立てる
└抽象的すぎても、具体的すぎてもダメ
売上高30%増するためには?は抽象的。SNS広告を使って定期購読を促してはどうか?は具体的すぎ。
今後もユーザに継続購買してもらうために、解約した人は何が不満だったのか?
これぐらいの質問の大きさがいい"サイズ"と理解しました。
・属性や年齢を分析しても、考え方や行動は反映されない
男性/30代/東京都在住/妻子持ち
など
・人の行動パターンは数値で測ることが難しいが、行動パターンで人間を分けることは重要
前々から、属性分析の有効性には疑問を持っていたのですが本書で腹落ちしました。行動パターンがないからですね。そして、行動パターンは数値化しにくい。
けど、それを分類することは可能というのは学びが大きかったです。
・助け合いの組織
└個々人の能力や役割が際立っていること。それに対する信頼関係が成り立っていること。人同士がアクセスしやすいこと
・分業はしない=全てのフェーズで当事者意識を持って取り組む
プロジェクトマネジメント観点からも、とても学ぶことが大きかったです。
良書でした!