出口治明さんの本をたくさん読んできましたが、一貫している主張があります。
それは、
・数字・ファクト・ロジックで語れない人はNG
・人間の脳は進化していない
・無意識的な行動が9割(理性的でないことがほとんど)
この3つから著者は、歴史から失敗を学ぶことの重要性を説いているように思います。
一方、論調は決してニヒリズムではなく、いくつになってもチャレンジはできることも歴史の人物を使って説明しています。
人間ができる最大限の楽しみ方を無理ない範囲で追求しているようにもみて取れます。
自分の中で腹落ちしきれていないのは、東条英機がGDP3倍のアメリカに戦争を仕掛けたことは精神論と書かれていたけど、歴史上人数では相手より少ない状態で、戦を仕掛けて勝った人もいるということ。(※私が好きなハンニバルなど)
成功確率は低いですが無理を承知で成功を収めた人もいるので、数値やFACTで考える人からすれば無謀に近い挑戦をした人の評価が気にはなります。
要は成功確率をどのあたりまで算術して、進むのはOKか?ですね。
私は勝算が5〜7割、ぐらいなら勝負するのもありかなと思っています。