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Stats of My Life(おいしい人生を味わうために、コツコツとチャレンジしたことを書くブログ)

民主主義では優れたリーダーがいるだけでは問題解決は難しいかも?:「誰が国家を殺すのか」(著者:塩野七生 2023年17冊目)

 

 

この本には塩野さんがローマで執筆をしながら、イタリアの政治と日本の政治を比較しながら、著者なりの見解が本書で書かれています。

 

塩野さんのローマ・ギリシア史を専門にされてきた、ということで現代の政治をローマ・ギリシャ史との比較からみえてくる塩野さんなりの見解は面白いです。

 

改めて何かを卓越している、というのはとても重要なことだと思いました。

 

日本人は日本の政治ばかりも論じますが、イタリアの政治課題と比較しながら日本の課題を考えてみるのは有益だと思いました。

 

下記ChatGPTでイタリア政治の課題を聞いてみたら↓回答をもらいました。

 

・政治不信:イタリアには政治に対する不信感が広がっており、政治家の腐敗や汚職、政治的混乱が一般市民の信頼を失わせています。

 

・経済的課題:イタリアはEU内でも経済的に弱い国の1つであり、高い失業率や公共部門の負債問題、格差の拡大などが深刻な課題となっています。

 

・難民問題:イタリアは地中海を越えて多くの難民を受け入れており、その処遇には懸念があるため、EUとの協力や国内での適切な政策が必要とされています。

 

これらの課題は、イタリア政治が抱える大きな問題であり、解決には政府や市民社会の協力が必要とされています。

 

以下は、2021年のIMFの統計に基づいたEU加盟国の名目GDP国内総生産)のランキングです。

ドイツ: $4.238兆
イギリス: $3.047兆
フランス: $2.707兆
イタリア: $2.128兆
スペイン: $1.514兆
オランダ: $9649億
ベルギー: $5836億
スウェーデン: $5389億
ポーランド: $5966億
オーストリア: $4779億
アイルランド: $4787億
デンマーク: $3793億
フィンランド: $2757億
チェコ共和国: $2629億
ポルトガル: $2502億
ギリシャ: $2099億
ルーマニア: $2115億
スロバキア: $1112億
クロアチア: $6223億
ブルガリア: $6359億
スロベニア: $5045億
ハンガリー: $1633億
エストニア: $322億
キプロス: $255億
ラトビア: $351億
ルクセンブルク: $715億
マルタ: $166億

 

なお、このランキングは名目GDPに基づいており、実際の経済力を反映しているとは限りません。また、IMFによる統計には誤差がある場合がありますので、参考程度に留めておくことをお勧めします。

 

イタリアはEUトップクラスの経済規模を誇るものの、長期にわたる経済問題を抱えています。

 

これら問題を解決するためには抜本的な改革には優れたリーダーシップと、それを支える様々な環境基盤や人の配置が必要なので難易度はとても高いと思います。