リーダーシップ論は個人の経験や考えによるところが大きいとすると、リーダシップには多種多様な定義があると思っていました。
ですが、この本を読んで優れたリーダーシップの定義は万国共通であるということを
学びました。
読んでいると、自分の尊敬する上司に当てはまる部分が多くありました。改めてその上司の偉大さがわかったのも大きな収穫でした。
自分の中でどういうリーダーシップを今後取って行くべきか、この本を読んで明確にその答えを持てるようになりました。
仮に自分がリーダーになり、上長や同僚から次のようなリーダーシップに関する
質問を受けたら次のように答えると思います。
Q.どういう人がリーダーシップを取るべきだと思いますか?
⇒部門の成果を最大化し、部下の持つ力を最大限引き出すことができる人
Q.そのためにはどうしたらいいですか?
⇒成果最大化のためには、自分だけではなく部下の成長が欠かせません。部下の成長可能性を信じ、ポジティブ・フィードバックを行いながら一人ひとりに合わせた育成をしていく必要があります。
Q.リーダーが注意しなければならないことは?
リーダー自身が成長すること。そして部下を一人の人間として敬意を持って接すること。
部門の成果を最大限出すためにリーダーになっている人も、そうでない人もどういう考え方を持って仕事に取り組むべきか、この本を読むといい答えがきっと見つかると思います。
<世界基準で活躍する上司の根本的な考え方>
1.方針を明確に打ち出し、部門の成果を最大化する
2.部下の持つ力を最大限引き出し、成果を出す
3.成果を出しつつ、部下を最速、最大限育成する
4.部下の成長可能性を信じ、常にポジティブに接する
5.一人ひとりに合わせて部下育成を進める
6.部下育成は、上司の自己満足で行うものではない
7.部下を罵倒したり感情の発散対象にはしない
8.部下は上司の奴隷ではない
9.部下育成は上司の責任、成長は部下の責任
10.部下に上司の意図を汲み、よいところだけ前向きに学ぶように教える