1.感想
この本を読んだ目的は資産形成に関して自分なりのポリシーを確立したく読みました。
本著はお金の難しい用語もわかりやすく書かれていること、著者が証券会社に38年勤めて学んだ経験も書かれていて学ぶことが大変大きかったです。
妻にもこの本を勧めました。
私は普段仕事に関する本を読むことが多いのですが、この本を読んで継続的にお金の勉強は必要だと感じました。
この本を読んで、私なりの資産形成の考え方は次の2点です。
2.お金を増やすには次の3通りしかなく、パワー配分は①>②>③が基本であること
①働いて稼ぐ力をつける
②無駄遣いせずに貯金する
③お金を運用して増やす
私は①は「自分の経済的価値を高める」と理解しています。②や③を重点的に取り組み過ぎて①が疎かになることは中長期的には誤った判断だと考えています。
3.基本的なお金の習慣を身につけること
下記は箇条書きですが、大きな買い物でもそうでなくても下記項目をチェック項目として活用すれば、誤った判断はかなり減ると信じています。
❑自身がお金に対して「思考している」かどうかを見極めること。
❑自分が理解できていない保険やローンは契約しないこと
❑資産運用する場合は手数料を税金をきちんと理解すること
❑資産運用は成果を急がないこと
❑金融機関はじつはお金のプロではないことを知ること
(あくまでも自社商品の販売がプロという意味)
❑世の中の経済ニュースを疑う習慣を身につけること
((例)マイナス金利だから絶対に投資をしないといけない、というわけではない)
❑自分も含め人間、不安や期待といった感情・感覚だけで判断してしまうことが
多々あることを理解すること
❑冷静に「勘定」的にお金を考える