ITコンサルティングに興味があったので調べてみました。
本書を読んで経営コンサルとの違いがわかりました。
今後はDXがどの業界でも求めらているので、ますます需要が高い業種なのは
間違いないです。
下記ITコンサルティングの役割を読むと、ITコンサルティングは
IT戦略立案能力だけではなく、IT化実現化に向けたファシリテーション力・
プロジェクトマネジメント力などが高く求められると感じました。
・ITコンサルティングの役割
└問題解決人⇒クライアントの問題を把握して、IT戦略の立案やシステム化の企画、システムの運用評価などを支援し、解決に導く
└ファシリテーター⇒クライアント内のさまざまな利害関係者を調整して、問題を浮き彫りにし、クライアント自身での解決策実行を後押しする
└エキスパート⇒特定の業務やITについて高い専門性をもち、それを軸にクライアントの事業戦略や業務プロセスの改革、プロジェクトの実行を支援する
ITに関する知見はもっているに越したことはないと感じたのですが、
技術屋になりすぎないよう、注意が必要なようにも感じました。
というのも、特定のIT技術をマスターするにはそれなりの時間と労力をかけないと習得できないので、他のIT技術の知見がおざなりになりやすいからです。
特化型のITコンサルティングもたくさんいると思うので、浅く広くか、狭く深くいくかはトレードオフの関係ですよね。
ちなみに、IT戦略の定義は本書では下記と記載されています。
IT戦略の定義は、上位目的である経営戦略の実現に寄与し、中長期的なあるべきIT像を具体的に描く。リソース制約を考慮し、各種IT施策の選択と集中を検討する。
巻末にはITコンサルティングのキャリアや面接に関する記述があり大変勉強になりました。
著者のIT戦略&推進を担える人材を増やしたい、という思いを感じることができました。
良本です。