私は主人公の身の処し方には何かこう、著者の強い「思い」が入っているように感じます。
具体的には、
ワンマン社長が強権を使うのではなく、
引退した後も老害を撒き散らすのではなく、
醜悪な利権争いをするのではなく、
「主人公の壱岐正のように、全体利益のためリーダーシップをとって、あくまで組織としてコトに取り組むことが重要だ!」
そんな著者の訴えがあるように私は感じてしまいます。
不毛地帯は何度読んでも傑作だと思う数少ない本です。
できれば、多くの人に読んでもらえたら嬉しいです。