歴史は面白いですね。忙しくてもつい読んでしまいます。
本書ではグランドデザインが描けるリーダーの紹介が多く、面白かったです。
阿部正弘のことをもっと知りたいので読んでみたいと思いました。
また、ハンニバルも日本ではあまり知られないかもしれないですが、ぶっちぎりの名将らしいので本を探してみます。
<メモ>
・共産主義、社会主義では、計画経済によって、生産や消費をコントロールできると考えていたが、計画経済がうまくいかないことにも気づけないほど、人間は賢くない
・成長するには、ダイバーシティの尊重・身分にとらわれない実力主義・新しい技術の導入
・合理的でシンプルなグランドデザインを生み出したか?
・秦の始皇帝は郡県制を設け、優秀な官僚をつかって、文書行政を進めようとした
・相手が腰を抜かすようなアイデアがないと、戦争もビジネスも戦況を一変できない
・リーダーは有能な人材をうまく使った方の勝ち
・宗教と科学の考え方↓
生命のしくみがどれだけ解明されても、人間が不老不死を手に入れない限り、死や病気への恐怖心はなくなりません。新型コロナウイルスの研究がものすごく進んで、未知の病気ではなくなっても、感染して重症化して死ぬとなればやはり怖いことには変わりがないですよね。科学の力で病気の正体を突き止めても、人間の死への恐怖がなくなることはありません。その意味で宗教には、人びとに生きる勇気を与えるという現世的な「ご利益」があります。しかもそれは、いま生きている世界だけではなく、来世の安寧だったりもする。これは自然科学にはないパワーです。