本の表紙に次のようなことが書かれています。
---プロフェッショナルが厳しい修練や掟と引き換えに得ることができるまず第一のものは、自由である。そしてインディペンデント性と表裏一体の関係で得ることができるのが、組織に帰属しなくても生けるという安心感である。プロフェッショナルは、自分の仕事が生み出す価値の源泉が全て自分自身の内にある---
職能毎のスキルをいかに高めるかよりも、プロフェッショナルとはどういうスタンスであるべきなのか、プロフェッショナルの精神面を著者は強く訴えています。
また、自分の身一つで価値を発揮するためには、資格を持っているだけでは全然満たされず、まさにその分野の第一人者となるぐらいの実力を持つことが大事であると学びました。
サッカーで言えばクリスティアーノ・ロナウドみたいな感じでしょうか。
ただ、著者は経済的な高い報酬についてはそれほど重視すべきではない、社会への奉仕といった非経済価値が重要であると言っています。
私も行き過ぎた報酬には(お金持ちでは全然ないですが)やや懐疑的です。
仕事で忙殺されてプロフェッショナルな振る舞いを忘れそうになりかけた時に、本書を読むとプロフェッショナルマインドを取り戻すことができそうです。