最近、個人レッスン形式の英会話を再開したのですが、本場アメリカで英語を使った仕事はどんな感じかを知りたく本書を読みました。
本書を読んで改めて思ったのは、国際人としてキャリアを形成するのは簡単ではないということです。
英語を使って、外国の方ときちんと仕事ができる人は私が思う以上にかなりマイノリティかもしれません。
というのも、前々から思っていたことですがTOEICのスコアやオンラインの英会話をするだけで、英語の仕事が完璧にできるわけではないということです。
アメリカ企業の仕事のスタイル、一緒に働く人達の文化的背景を理解することこそが重要かもしれません。
本書でも書かれて意外だったのが、アメリカに住んでいるからといって語学堪能になれるというわけではないそうです。
考えてみればそうですよね。
私達が普段使っている日本語できちんとした文章を書いたり、深い議論ができたりするのって、大学なり会社なりの経験を経てやっと、という感じではないでしょうか?
とすると、普段英語を使っていないならなおさら、上記ができるためには単にアメリカに住んでいるだけではだめで、さらなる英語勉強が必要だと理解しました。
こう考えると、私が今までしてきた英語勉強に意味がないとは言わないですが、
・英会話
↓↓↓
・長い文章や深い議論ができる
・米系企業の仕事スタイル・文化理解に慣れる
この「↓」には大きな隔たりがあることを理解しました。
筆者はニューヨークに学生時代に行った際の感動が忘れられなくて、ニューヨークに渡ったそうです。
私も新婚旅行でニューヨークに行きましたが、ニューヨークに人々のなんというか高いエネルギーには圧倒されました。
まさに人種の坩堝というイメージです。
個人的には私はロサンゼルスやサンフランシスコ辺りの西海岸が好きです。
少し暑いぐらいの気候できれいな青空のもと、人々が自由を謳歌しているような印象を受けました。
スタンフォード大学のキャンパスも歩いてみましたが、学生が芝生の上でMacを操作をしながら仲間たちと楽しそうに会話している姿が目に焼き付いています。
また西海岸に行ってみたいです。
著者や私のように、アメリカでの思い出が人を動かしているという意味では、アメリカはスゴイ国ですよね。
英語を使って仕事をする、アメリカに住むとはどういったことを知りたい人はぜひ読んで損はない本だと思います。
オススメです。