本書のターゲットはある程度の規模のある会社向けかなと思います。
新規事業がうまく成功しないのは下記5点が課題と書かれていました。
課題1:十分な資金投入をしない
課題2:優秀な人材を率先して送り込まない
課題3:既存事業と同じ事業管理をしてしまう
課題4:既存部門が助けてくれない
課題5:自前にこだわりスケールが出ない
課題3は予算に携わっていたこともあったので、確かに資金投入の回収見込みは私が在籍していた会社ではシビアに見られがちでした。
個人的には人材が1番重要だと思っていて、新規事業に向いている人とそうじゃない人は明確に分けることができる一方で、やはり全スタッフが新規事業を擬似的にでも"経験"している組織は会社の成長が著しい印象があります。
私は会社で新規事業に携わらなくても、個人のリソースの範囲内でアイデアを自ら企画・実現して、ターゲットに価値提供まで持っていける力は持っていたいです。
なお、マッキンゼーに関する本はたくさんありますが、本書にかかれている図が素晴らしく、普段自分がパワポで作っている資料と比較すると学ぶことは多くありました。