出口さんの本ばかり読んでいる感じがしますが、学びがたくさんあります。
自国にないものが手に入ると同時に、外国の文化や知恵も一緒に入ってくるのが交易です。
交易を遮断するは、社会の進化がストップすると同義ですね。
本書では日本悲観論が多い中、課題とそれに対する出口さんの解決策が提示されています。
本書でも書かれていましたが、GDPを上げることの重要性を再認識しました。
極端な例ですが、美味しいレストランのお店で食べに行くにもインフラ(交通機関、電気、ガス等)が整備されていないと、料理を楽しむことができません。
ゴミも回収してくれないと景観が損なわれます。
今当たり前に享受しているサービスは経済が豊かだからこそ、という理解は必要だと思います。
また、効率的な会議について下記記述がありました。
事前資料を読んでこないのは論外。会議室に入る資格はありません。読んでいないとわかれば即刻退室してもらいます。
議論の前提を理解していない人間が座っているだけで会議は滞るからです。
これは私も痛感していて、会議出席者に一から説明をするのに時間を取られている会社は多いのではないでしょうか?
事前資料を読んでから会議に臨む。会議のゴールを明確にする。質疑応答・審議・まとめの時間を遵守する。
そうするだけで会議の生産性は劇的に上がると思います。
<備忘>
フランスの哲学者アラン
「悲観主義は気分に害し、楽観主義は意志に属する」
悲観的な気分は伝播しやすい